「仕事」には2種類ある!
いろんな分け方があるとは思うのですが、ここでは2種類あることを紹介したいと思います。
1つ目が、「自身」が核になっている仕事。
もう1つが、「他人」が核になっている仕事。
それで完全に仕事を区別できるというではなく、ある傾向を紹介したいのでこの話を持ち出したというのがホンネです。
例えば、漫画家のような仕事の場合、「読者」がいます。
その意味では漫画家も「他人」が核で、そのために働くことになります。
ということは、「自身のこだわり」も作品のクオリティに良い影響を与えているのなら、是非取り入れるべきことでしょう。
一方で、「こうあるべき」という考えが強すぎて読者がそっちのけになってしまうと、「仕事」として成り立たないことになるのです。
とは言え、漫画家の場合、作風などでこだわりを見せられる職種で、そのような仕事はなりたくてもなれないことも多いのが特徴です。
というのも、絵を上手いとか、作品が斬新だからで人気漫画家になれるものではないからです。
一方のそもそも「他人」のためにある仕事とは、会社員などでしょうか。
正社員、パート、派遣、アルバイト、雇用関係を問わず、「会社」という存在が先にあって、その会社が提供しているサービスがあって、そのために彼らは雇用されて働くことになります。
開発部門などに配属された場合、技術者として知識や技術を駆使することになりますが、とは言え、漫画家に比べれば仕事の「核」は「他人」にあるでしょう。
なぜ、このような話を持ち出したのかというと、意外と中高年で社会人経験がある人でも、稀にどこに「核」があるのかを考えられないことがあるからです。
頑張る姿や汗をかいて働く姿だけを見ると、頑張っているなぁという評価なのですが、時間軸を1時間、1日前、1週間前と動かせば、準備や対策が十分にできた仕事で、むしろもっと質の高さを狙えたという場合も少なくありません。
でも、問題なのは、「他人」のために働くということが何をどうするべきことなのかが理解できないケースもあることです。
もちろん、こみち自身も仕事でミスしますし、思ったような反応が得られずに頑張りが無駄になることもあります。
それだけに改めて「仕事」ということを考えることが大切になって来ます。
時系列を読めない人
例えば、今から目玉焼きを3つ作るとしましょう。
なので生卵を3つフライパンに割って焼き始めました。
そんな中で、実は4つだったとなったらどうでしょうか。
また、そもそも目玉焼きではなかったら…。
時系列を読めない人は、作業を始める段階で完成形を想像しないようです。
なので、修正が面倒になってしまう段階で、思いつきの行動に出るのです。
それを頑張りと思ってしまうと、チームを組む人からすればとても扱い辛いでしょう。
過去に上司がそのタイプで、昨日と言っていることが違って、振り回されて経験がありました。
目先の仕事をこなすことで手がいっぱいになり、それこそ本来の「他人」を見据えた仕事ができません。
経験の浅い新人がそんな上司に当たってしまうと、「仕事」を誤解して働く意味や楽しさに気づけないこともあるでしょう。
また、中高年になって仕事を始めた時に、その会社の気になる部分が目についてしまうかもしれません。
中高年になればこそ
こみちが思う中高年の仕事探しでは、「他人」ファーストに徹して働くか、「自分」を核にできるような仕事を見つけることです。
例えば、時間から時間という絶対的な枠を決めて、その範囲でできることは惜しみなく提供するというような働き方です。
上司が間違えていてやり直しになっても、その無駄になった部分は気にしないで、「今」できることを考える働き方です。
一方で、機会やチャンスがあれば、「自分」を核に働ける方法も模索したいものです。
今の「気になること」も、誰かには役立つ話題で、そこにどっぷりと時間を使ってみることで、新しい働き方に繋がるかもしれません。