「16personalities」で自身のタイプを調べただろうか?という話

 こみちは『INFJ-T』でした!

こみちはあまり性格診断のようなテストに向いていないと思っている。

「〇〇の時は〇〇ですか?」と質問されて、その状況を想像する時に、いろんなケースが思いつき、「一概には判断できない」という結論に至ってしまうから。

「いつも考えている」という表現にも、「24時間考えてはいない」とも思うし、「きっと気に掛けてはいる方だ」とも思うくらいは考えていたりして悩んでしまう。

このINFJ-Tも割と少ないタイプとも書かれているが、少ないからどうなのか、多いとどうなのか、いまいちそこに価値や関心を感じない。

性格診断の結果から、サイトで適職を調べてみると、静かな環境でアイデア(創造力)を使ってできるような仕事向いていると書かれていた。

例えば、デザイナー、イラストレーター、ライター、ブロガー、写真家など。

確かに自身を振り返ると、それらに似た仕事と関わっていたし、今もイラストを描いたり、こうやって思うことを文章にしたりすることがライフワークになっている。

介護士の仕事をしている時も、多くの人から適職だと言われた。

モードというか、その場の状況に自身を合わせた時に、介護士に求められる特性を発揮させることができていたから、そんな評価に結びついたとも言える。

ただ、今でも介護士という仕事に魅力も感じるけれど、人の生活を支える仕事というのは生半可ではできない。

できるなら、絵や文章を書くような趣味さえも控えて、介護士という仕事を全うさせるくらいの覚悟がないと、早出から夜勤まである仕事を365日ずっと思い続けることは難しい。

もちろん、介護現場にはいろんなスタッフが働いていて、それが自由でアットホームな環境にも通じている訳だけど、例えば自身が利用者の立場であったら、この施設で介護されるのは嫌だなぁと思うこともあった。

「介護士だって大変なんだ!」と介護士が言ってしまい、その不満を利用者にぶつけてしまう場面を見ると、双方の立場や思いに気づくので、とても苦しい気持ちになる。

誰だって完璧ではないし、高齢者になったら全てを達観できるとは限らない。

でも加齢によって自宅生活から離れて施設で暮らすようになった人に、介護士が「してあげている」と言い切ってしまうのはやっぱり難しい課題だろう。

こみちの場合、介護士になったのは、自身の生き方を見失って、今までの興味が一度薄れて、全く異なる仕事として選んだ結果だ。

介護士になりたいとは、それまで一度も思ったことはなかったし、どんな仕事なのかも分からなかった。

現場で働く前に、実務者研修という介護のイロハを学ぶ期間で、介護とは何かを理解して、「自分には向いていない」と現場に立つことを諦めたこともあった。

介護と言っても、いろんな働き方がある。

それだけ奥深く、自身の適性に合わせて働けるのも介護士という仕事の良さだ。

こみちの場合は、老健という、例えばリハビリなどを行い在宅に戻りたい人を支えたり、医療的な支援が必要な人の介護を担ったりと、一般的な高齢者の介護とは異なるケースも含まれる施設を選んだ。

仕事では看護師とも連携して仕事をするし、簡単なリハビリも担当したり、心臓マッサージをしなければいけないような緊迫した場面にも関われた。

それは好みや生き方の選択では語れないような「人」の話で、介護士になっていなければ見ることも経験することもできなっただろう。

ただ、介護士といる経験を、そう感じるか否かという部分で、それこそ性格診断の傾向があるとするなら、そうなのかもしれない。

例えば、こみちなどは両親と同居中で、年老いた両親の介護が始まっていると感じる。

なぜ、説明しても動いてくれないのか。

不満や否定があるなら、その理由や気持ちを話してくれたら良いのに。

でもそのどちらもしてくれない両親に、こみちは強いストレスを感じたし、生活を維持させるために頑張ることの意味にも向き合った。

コップ半分にも満たない量のペットボトルを冷蔵庫に戻してあって、「だったら飲み切って新しいペットボトルを出してくれたら良いのに」と思ってしまう。

日常生活に中で、中途半端になっていることが多くて、その片付けをしているとそれだけで1日が終わってしまうほどだ。

尻拭いすることが介護ではないし、少なくともどう生きたいのかくらいは本人の希望も知りたい。

でもそれには一切触れず、テレビを観て、3度の食事とおやつを食べている姿に、個人的には寂しさもあるし、戸惑いもする。

こみちだってもう人生がそんなに長くは残されていない。

それを知っているからこそ、目的が明確になっていないことに浪費したいとは思わない。

そんな親の生活を見て、改善してほしいと思うのか、それこそ親の理想的な生活と思うのかは難しいところで、特に父親は支えられることに感謝する言葉さえ伝えられないことが多い。

ご飯を作っても当たり前に感じているし、例えば仕事で疲れて帰った母親に「ありがとう」とも言えていない。

「テレビばかり観てないで手伝ってよ!」と母親が言ったら、「俺だって…」と反論して、最後まで説明できずに自室にこもってしまったという。

不満があるのは当然だと思うし、でもそれを聞かれて言葉で説明する必要はあるだろう。

全部、最初からこちら側で汲み取り、準備したり用意して、不満にならないようにするのは大変な労力になるからだ。

でもそれを父親は求めているから、99%では不満に思って、「オレはいつも我慢しているのに」と感じている。

ここでいう「いつも」が父親の場合は「1%」の部分を指していて、人によっては99%に目を向けて感謝を感じるということもあるだろう。

改めて、性格診断をしたことで、自身の性格を見直すキッカケにもなったし、親との関係や自身の仕事などにも活かせたらと思っている。