請負業を始めて取引先からの提案で
働き方には、その労働力の提供方法によって呼び名が変わります。
「時間」を提供するのが「雇用契約」だとしたら、「成果」を提供するのが「請負契約」になります。
雇用契約の場合、雇い主と主従関係ができて、指揮命令に従うことでその「労働力」を提供し、代わりに労働に際した事故やアクシデントに対して雇用保険や労災保険などを適用することができます。
また就労から半年が経験すると有給休暇も支給されるので、休みの日に給料ももらえてしまう特典つきです。
その代わり、何時までに就社とか、休憩のタイミングは何時間置きなど、その会社のルールに合わせる努力も求められます。
職場の異動や勤務地の変更なども、雇用契約によっては従う必要があるかもしれません。
一方で「請負契約」の場合、成果物に対して報酬が支払われるというシンプルな内容です。
何年継続しても有給休暇はありません。
仕事中のケガや事故に対しても、労災保険が適用されることもありません。
主従関係ではなく、フラットな関係なので、契約を破棄され又はすれば、その時点で関係性は解消されてしまいます。
こみちが請負契約を選んでいる理由
選んでいる理由はとてもシンプルで、「何曜日何時から働く」という制約がないことです。
会社の出勤することが仕事ではないので、その日に都合が悪ければ別の日や別の時間に変えて作業することができます。
ただこみちの場合は、ある程度リズムが欲しいので、何曜日の何時から仕事を始めるという自分なりの制限を設けています。
請負契約ですが、自宅で作業するのではなく、契約先の作業場に行ってそこの機械なども使わせてもらっていました。
従業員の方々はその会社のスケジュールに合わせて、何時になると休憩し、お昼休みを取っていたのですが、こみちは請負契約なので、休憩しないで仕事を終わらせて早く帰ることもあれば、作業時間を遅らせて仕事することもありました。
「休み」という概念はなく、「体調不良で休みます」というような話にはなりません。
「成果」を提供できない時は「契約しない」だけなので、「〇〇日は伺えません」という話になります。
納期とか仕事の割り振りがあるので、当日のドタキャンはその後の関係性を考えて行うことになりますが…。
入館時のセキュリティカードを預かりました!
勤務先の作業場に入るには、いくつかのセキュリティーを解除しないと入れません。
請負契約だけなので、基本的にこみちは会社側の人間ではなく、会社の従業員がいる時間帯にお邪魔して仕事をするのが流れです。
まぁ、深夜に会社へ行くことはありませんし。
ところが、総務の方から「カード」を預かることになり、一瞬、どう言うことなのか理解できなかったのですが、つまりはそのカードで作業場に出入りできるようになります。
行くことはありませんが、例えば会社が休みで誰も従業員がいなくても、こみちはカードを使って中に入り、仕事をすることができてしまいます。
ある意味で信頼されているからこそですが、逆にこみち的には「信頼され過ぎ」にも感じます。
その内、仕事の発注によっては、会社のスケジュールとは無関係に、勝手に会社に行って仕事をするようになるのかも知れません。
サラリーマン時代、納期が3ヶ月後とかもあって、日々の作業量を自己管理しながら働いていたこともあるので、今のスタイルに特別の違和感も感じませんが、「納期とクオリティを守る」という暗黙のルールがあるので、納期日が台風の影響で外出できないような時でも、自分で予測して仕事を完結させることが求められます。