大前提の話
これまでに一度でも正社員として働いたことがある人なら、正直、自身のもらう給料分の約3倍の利益を生み出せた自信があるだろうか?
大雑把な言い方だけど、ラーメン屋で出すラーメンの価格、利益率は30%前後。
もちろん店舗を借りていたり、その立地が良ければ、当然コストも上がりますが。
数値そのものよりも、自分の給料の3倍を稼ぐことができると、ある意味で労働と対価が釣り合います。
月収30万円。
計算しやすくするために月の勤務日数を15日として、1日で給料は2万円。
だか6万の売り上げが必要だと言うこと。
1000円の商品なら、60個。
10時間の営業なら、1時間で6個。つまり10分に1個売れていないといけません。
例えば、ある社員に3日で企画書を作るように頼んだとして、30時間を費やした。
少し強引な計算ですが、その企画書6万円の対価です。
売り上げなら3倍で、18万円を稼ぐことができる価値を持っているのか?
そう考えると、意外と現場作業ではなかなか利益って上げられるものではありません。
陳列棚に商品を出す作業。
出すだけでは、どんなにたくさん出ても、それに対して報酬をぐんと増やすことは難しいんですよ。
むしろ、陳列棚丸ごと任されて、何をどう並べて、どんなポップで飾りつけ、自ら営業マンになるような意識にならないと稼ぐことはできません。
つまり、言われたことを言われた通りにすることもとても大切なのですが、働き方として考えると、それだけでは早々と頭打ちになるんです。
だからこそ中高年から仕事を探すなら、それまでの経験や気づきが少しでも活かせて、それが自分の付加価値になるかがポイントです。
作業の内容は同じでも、一緒に働くと働きやすいと思われるとか、お客さんから説明が分かりやすいと言われると言うような評価は、ただ決められたことをするだけのやり方では得られないものがあります。
例えばお客さんにどっちの商品がおすすめですか?と聞かれて、単に売れている商品を答えるのではなく、トータルではこっちなんですが、こちらは30円安くなっていまして、実際に食べ比べしないと気づかないくらいなので、とりあえず買っておこうと言う話ならこちら、おすすめですよ。そんなところまで商品ごとの認識を語ってくれたらどうですか?
それこそが作業者で終わらない働き方です。
どうしても単発バイトだと、作業員になってしまいます。
もちろん繰り返すことで、信頼を得ることもできますが。
ただそうなると、その信頼を対価として還元されているのかが大切になります。
やりようで評価を変えられ、対価も変動させられるなら、あとは自分の頑張りです。
でも規定に沿うことが仕事の場合、予め決められた評価を超えて、対価が見直されるものではありません。
仕事探しをする中で、いい意味で自由度があって、評価や対価の基準も頑張って次第で変わってくれるとやりがいも出ます。
でも仕事内容によっては、ほとんど自由もなくて、淡々と繰り返すだけの仕事もあります。
そんな仕事も悪いとは思いません。
まわりの雑音にも集中を切らさないで、長い時間頑張る姿は招きできるものではありません。