40代を迎える頃「親の介護」が迫って来るかも!?

 老化とは何か?

改めて「老化」とは何か考えてみると、実は耳が遠くなるや記憶が曖昧になるようなことがポイントではなく、今まで当たり前だった日常生活が一人でできなくなることです。

具体的な問題は、契約などの重大なことを理解して決断できなくなるので、保険などの見直しなどができず、今の生活に合っていないまま保険料を支払っていたりします。

同じ理由で、携帯電話のプランなどにも言えて、両親がもうほとんど使っていないのにずっと高額なプランのままだったという無駄も気づけなかったりします。

こちみ家では、父親がテレビショッピングを勝手に契約して、それを解約するような時期が続いていました。

安いと思って金額だけで申し込み、それが継続プランで何ヶ月も送られて来るようなことが起こってしまうのです。

おかしいと思った時に連絡して解約手続きできればいいのですが、どうしていいのか分からないからそのままにして在庫が積み上げられてしまうことも起こります。

トイレで用が足せなくなる

一人でトイレに入り、そこで用を足して出て来るまでというのは、介護的にはいろんなポイントがあります。

  • 先ず一人で立ち上がりそこまで歩ける。
  • トイレに入り、手順に沿って行える。
  • 用が済んだら水を流し出て来る。

例えばこれら一つでも困難になると、家族が行う介護負担が一気に増します。

そのポイントは経済的負担と身体的負担、精神的負担と続きます。

こみち家の場合、便座カバーが濡れてしまうことが増えました。

トイレに入るとアンモニア臭がある。

そして便座カバーが濡れているので、カバーを取り替えて、洗濯するということが頻繁に起こります。

このような状況になると、カバーをしないなども方法ですが、冬場などは冷たいですし、手間と不快さを考えて選択することになります。

こみち家の場合、毎日ではなかったのですが、週に2回程度の掃除になっています。

さらに言えば、トイレを使えなくなると使って失敗するのではなく、使わずに失禁していることになるので、リハパンのような吸収力を備えた介護用品を使うことになります。

目安としては、1回の放尿量は250cc程度。

チョロっと漏れるというケースから、ほぼ一回分をしてしまうなど、幅広いので必要なリハパンも少し違います。

こみち家では昼間は布の普通のパンツですが、漏らしてしまうこともあります。

そして、夜間時はリハパンに別途パットも併用するので、一夜分で200円くらいは掛かります。

基本的に使い出すとしないという夜はないので、毎月数千円の出費があります。

介護士の立場で言えば、しっかりとつけやすいオムツとは異なり、リハパンの漏れはどうしても起こり得ます。

ポイントは足のつけ根との密着ですが、リハパン内部にあるギャザーが立っていないと漏れをパットが吸収する前に足へと漏れ出してしまうので、履くときに機能を活かして装着できているかがポイントです。

しかし、失禁してしまうという状況を考えた時に、本人がそこまで気にして脱ぐ履きできるとは思えません。

家族がそれをどこまで支えられるかになるのですが、完全に管理できないので、どうしても漏らしてしまうということが起こります。

衣類だけではなく、座っていた座布団や床まで濡れてしまうこともあるので、悪臭対策もまた課題になります。

こみち家ではアンモニア臭に強い洗剤で、濡れた衣類などは洗うようにしています。

認知症や認知機能低下

ボウっとするような場面を想像しがちですが、認知症や機能低下とは本人には以前と感情的には違いがあるとは限りません。

つまり、やりっぱなしなども、本人はしている実感が薄かったりします。

買い物をして同じものを買う。

これも買ったかどうか、したのかしなかったのか分からなくなるので、同じことばかりしてしまうようなことが増えます。

例えば時間感覚にもそれが起こり、何時までにしてねと伝えても、今が何時でどれくらい前から始めなければいけないのかがわからないこともあります。

なので約束した時間よりも早く行ったり、もう時間が迫っているのに何もしていないようなことも認知に関する低下から起こる症状と言えるでしょう。

つまり、それらの症状が見られるようになると、日常生活で何かできるとしても、それが完結できているかが怪しくなるので、作業分担という考え方ではなく、できることをしてもらいできないことをフォローするというような感じになるので、家族の支援は日常生活の全部で起こります。

絶対にしなければいけないポイント

ご覧のように介護が必要になると、何から何までフォローすることになります。

時間を問わない介護もあるので、身体的にも精神的にも家族は疲労します。

そこで、絶対にしたいと思うことが公的なサポートを受けられる手続きをすること。

具体的にはお住まいの役所にある福祉課などを訪ねて、最近の親の生活ぶりを相談してみましょう。

残念ながら、相談しても意図や親身なってくれないかもしれません。

しかしそこで諦めてはいけなくて、「公的支援」を味方につけることが在宅介護やその後の介護施設などに欠かせません。

では、相談するとどうなるでしょうか。

これは明確な裏付けができた話ではありませんが、福祉課に配属さえた方々は必ずしも社会福祉士の有資格者とは限りません。

社会福祉士とは、公的私的なサポートを行う介護を含む日常生活の良きアドバイザーですが、一定期間大学や専門学校などで学び、国家試験に合格しなければいけない資格で、介護施設などの事務職に配置されたりします。

なので、相談した時に、カウンターに訪れたスタッフが介護制度を勉強会などで学んでいても、個別の運用などで熟知していない可能性もあります。

特に若いスタッフなら、「介護」という言葉を理解していても、在宅介護の実情を肌身で知っているとは言い切れません。

「大変なんです」と伝えても、「それはどこ家でも同じですよ」というような返答があるかもしれません。

実際、こみちが相談した時もそのような対応から始まりました。

こみちの場合、流れとして介護認定の申込み、地域包括支援センターの役割、その後の公的介護サービスをある程度知っていたので、「介護認定をしたいです。そして、まだ歩ける内にリハビリなどのサポートを紹介、検討してくれませんか?」という感じでお願いしました。

その時の印象ですが、介護制度を全く知らなかったら、多分、「そんな相談無理だよね?」で帰っていたように思います。

何より怖いのは、その時に「頼れない」と思い込んで、その後の在宅介護で自分がしなければという考えに陥れってしまう危険です。

一人で一人の高齢者を介護することはできません。

なので、支援を求めることは当たり前なので、そこは何に言われたとしても「介護が必要になった」ということを相手に理解してもらいその入り口となる「介護認定」の申し込みを行いましょう。

介護認定とは、申請すると調査員が自宅を訪れて、本人や家族、さらには住まい環境などを調査してくれます。

そして、まだ介護そのものは必要ではないけれど予防を始めた方がいい「要支援」と、公的なサポートを検討し、家族と一緒になって支える「要介護」に分けられます。

要支援も必要ない場合には、何も認定を受けられないこともありますが、大切なのは「つながる」ことなので、無駄にはなりません。

イメージとしては、要支援なら日常生活を基本的に本人だけでも行えるレベル。

しかし、家事などのスキルを問うものではないので、料理や洗濯ができるかを問うものものではありません。

つまり、要支援だとしても、できない人の場合、家族が洗濯や料理のサポートは必要です。

イメージとしては、トイレやお風呂に一人で問題なく入れるという感じでしょうか。

一方で要介護になると、「介護」なので、誰かが支える今までできたことができるということになります。

衣類が一人では着替えられないや、髭や爪切りができないなど、そんなことが増えて来ます。

その後、トイレでの用足しが不自由になり、リハパンが必要になるんどの生活支援が少しずつ始まります。

公的介護が必要だと思うのは、要支援では地域包括支援センターのスタッフが、要介護では専任のケアマネが相談者になるので、「今、こんな状況なんです」という不安を一緒に解決できることがポイントです。

具体的には、デイサービスなどの利用ですが、半日とか1日(朝から夕方)などのコースがあって、自宅まで迎えの車が来てくれて、決められた時間をその介護施設で預かってくれます。

そこでは運動などをして過ごすのですが、一日コースになると入浴などのサービスも受けられるので、週2回の契約なら自宅で入浴しなくても基本問題なくなります。

これだけでも介護の負担は大きく減らせるので、公的介護サービスがあるかないかは支える側としてもポイントです。

今回は親の介護が迫っている40代辺りの方々に読んで欲しいと思う内容を紹介しました。

ここに書かれたことだけが解決策ではありませんが、参考にしてもらえたら嬉しいです。