師走を迎えるというのに、どう生きたらいいんだろう…

 季節は移ろいで行くけれど

いい感じに変化したこともあるけれど、総じてあまりいいことは起きていない。

請負先との距離感など、正にそんな感じがする。

「仕事とは何か?」と考えた時に、効率を考えるのはベースとなる業務が整ってからだと思う。

あまり具体的には書けないけれど、もっとしっかりとした部品を作ってくれたら完成度も上がるのにと思うことがある。

業務の流れ全体を管理する人がいないから部分的な話しかなくて、先日受け取った材料などはかなり酷いものだった。

なぜ酷くなってしまうのかというと、その材料は柔らかく傷つきやすい。

硬い紐で縛って長く放置すると、その跡が残ってしまい、その後に消えない傷になってしまう。

そもそも製造過程で気をつけるようなポイントではなく、扱っている材料がどのようなものなのかをそれぞれがもう少し知っていたら起こり得ないことだ。

傷ついた材料で作っても、歪みがあるとどこかでズレが生じ、最終的な完成度が落ちてしまう。

長期的には売上にも響くだろうし、その会社が儲からなくなれば、当然だが下請けのこみちにも仕事は振られなくなって行く。

不安材料を誰が担保するのか?

都内でアルバイトをすると、時給1000円は確実だろう。

一方で、1時間あたり1000円の利益を出すことは簡単ではない。

つまりバイトに応募し採用された時点で、その企業が「1000円の利益」を担保しなければいけない。

例えばこれが請負だった場合、注文内容が簡単な時も厄介な時も、請負った金額次第で損得が生まれる。

一見簡単な仕事でも、後からいろいろと文句を言われて、その対応に時間を割いてしまえば結果的に割のいい仕事ではなくなる。

つまり、仕事を振られる時点で「不安要素」を含んだまま、見切り発車で請負すると大体後で揉める。

「赤」で仕上げてという話が「青」になってしまえば、やり直すだけではなく、元の色を消すことから始めるので、2倍3倍の面倒くささになる。

いい仕事をして、どちらにとっても喜べる状況を作るにも、不安材料を誰が担保し、それをどの段階で処理するかが問われる。

正直なところ、そんな意識が互いに違い過ぎてしまうと、良い関係は築けないし、場合によっては悪影響にも繋がってしまう。

小銭が手に入るという旨味を捨てられずにいるけれど、仕事としてキープするべきものかと冷静に判断すると微妙にも思える。

2023年も師走を迎える時期が迫り、「どうしよう?」と決断できずにいるけれど、早急に結論を出さなければいけない「不安材料」だ。