なぜ働きにいかなければならないのか?を考える話

 商店街

どんなところで食材を買っていますか。

低価格で程よく美味しいものが、スーパーには揃っています。

ショッピングモールもスーパーとは少し異なりますが、いろんな目新しいものが手に入ります。

ところで、商店街に行ったりしますか。

商店街はいろんなところにありますが、その多くは個人店だったりして、商売がやりづらいことも多いようです。

価格面や人材不足など、継続するには難題も多いから。

一方で、盛況な商店街は、通りを歩くと気になる店が多く、何より人との触れ合いが多かったりします。

人との会話が面倒だという人も少なくない時代、だからこそ商店街ではなくスーパーの方が気軽に感じるという人もいるでしょう。

ただ、繁盛する商店街は、客との距離を掴むのが上手な接客をしてくれます。

「いらっしゃいませ!」という元気で明るい声に、「テンション高い!」と気後れしそうですが、そこからがただ明るい人とは違います。

いい意味でサバサバしている対応なので、そのテンションに合わせられなくてもいいです。

「今日のおすすめは何ですか?」

そんな話を振ってみると、お客さんにとっても知りたい話を教えてくれたりします。

「今日はこれかなぁ…。ささっと炒めたら美味しいですよ」


商店街でしか買えないというものは少ないでしょう。

ただ食材を買いたいだけなら、どこに行ってもいいはずです。

しかし、商店街の良さは、人との触れ合いで、繁盛する商店街は活気があって、こちら側の気持ちも変えてくれます。

マイペースで全て済ませられることは穏やかな時を過ごせますが、「買い物」だけで終わってしまう可能性もあります。

ということは、自身の生活がありとあらゆる面でぶつ切りになって、単調で変化に乏しい生活になりがちです。

なぜ、いつまでも働きに行かなければならないのか?と思ったことはありませんか。

その原因は、生活をぶつ切りにして、「働く」がそれ単体になってしまうからかもしれません。

ショッピングモールに出掛けて、同業他社を紹介して欲しいと言っても断られるでしょう。

なぜなら、仕入れている商品が似ていて、わざわざ客を別の店に取られたくないからです。

でも商店街なら、そうとは限りません。

なぜなら、個々の店がすべての商品を扱っているとは限らないので、同業他社を勧めても被らないからです。

繁盛する商店街は、こんな交流が気軽にあって、客を奪われるという発想ではなく、商店街全体で魅力を伸ばそうと考えるからでしょう。

「〇〇が美味しいですよ。人気があるから早めに行かないと売り切れちゃいますよ」

言えば口コミにもなるのですが、同じ商店街の人から聞いた話となれば、ネットの口コミ以上に気になりますよね。

勧める方もウソは言わないし、食べて美味しいものを紹介してくれます。

そして実際に紹介された店の商品が良ければ、次に足を運んだ時にはその店にまた行きたくなるものです。

全員がそうしなくても、それこそ心の触れ合いで、スーパーとは異なる魅力が生まれます。

これが、道端でポツンと建っている店となれば、誰かが紹介してくれる可能性は減るので、商店街とも違う商売になるはずです。

商店街という個人店の集合体が幅広い客層を集め、全体として繁盛していきます。

つまり、いつまで働きに行かなければと疑問に思った時に、「何ができれば良いのか?」という答えは、スーパーや商店街、路面店と分けて考えてみると分かりやすいでしょう。

会社員はスーパーなので、決まった時間に決められた場所に行き、決められた仕事をすることが求められます。

しかしながら、有給休暇も取れますし、仕事内容はある程度決まっています。

マイペースでもできる仕事もあるでしょう。

これが商店街的な働き方になると、どうしても価格面ではスーパーほど安くできません。

でも同じ商品もアイデアやチャレンジが反映させやすいという良さがあります。

手作り感や触れ合いもその一つで、買い物した客が「いいものを買えた」という感覚は必ずしも価格が安いことだけではないことがポイントです。

つまり、脱サラで注意しなければいけないのは、「〇〇をした」という何か決められたことをするのが仕事だという発想を捨てることです。

その発想は、まさにサラリーマン的なので、そうではなく「何をして欲しいだろうか?」という視点で相手主体で考えることでしょう。

「マッサージなら得意です」という資格取得や技能取得ではなく、その一歩先に目を向けることで、仕事に対する意識が変わります。

路面店で繁盛できないなら商店街に属することもあり

強烈な強みで商売ができるならいいですが、そうではない時はグループや集団に属することで、自身の商売を伸ばして行く方法もあります。

脱サラすると一人でどうにかと思い過ぎると、客が思うように集まりません。

そこで、自身の店の商品を少しでもアピールできる方法として、工夫してみるといいでしょう。