豆板醤と甜麺醤を使って
基本的に料理を作るのが好きで、「作ること」が苦ではありません。
なので、「麻婆豆腐を作ろう」と思った時に、豚ミンチなどがあれば「作ろう」とキッチンに向かえます。
市販の商品を使えば、麻婆豆腐はお手軽な料理ですが、豆板醤や甜麺醤を使って作る麻婆豆腐も決して難しいものではありません。
炒めて、味付けして、豆腐を加えたら完成という感じ。
これまでに市販の商品を使って作る麻婆豆腐は、数え切れないくらい作りましたが、豆板醤や甜麺醤で作るのは3回で、でも調理時間は15分も掛からないくらい手軽です。
辛いもの好きな妻は…
辛味の弱い味を好む両親用とは別に、豆板醤やニンニクを効かせた辛めの味付けも作りました。
口に入れた瞬間はあまり変わりませんが、後から辛味が口の中で広がります。
市販の商品で母親が作る麻婆豆腐は甘口で、それこそ味のバランスはいいのですが、豆腐と豚ミンチを食べている感覚が強い気がします。
カレーライスもそうなのですが、甘口で作るので、「カレー味!?」という感覚になります。
なので、みんなが食べる朝食と夕飯は「甘口」で、昼食用はこみちの食べたい味にしています。
今朝、両親用に作った麻婆豆腐は、残念ながらほとんど食べてもらえませんでした。
二人分作って、半人前も食べていない感じです。
一方で、妻はとても喜んでくれて「久しぶりに麻婆豆腐を食べたかも!」と言ってくれました。
ここで同居の難しさ世代差を感じる!?
自分で作ったからということではなく、今回の麻婆豆腐のできは悪くなかったと思います。
まぁ100人が100人とも美味しいとは言ってくれないかもしれませんが、「不味くて食べられない」とは言わないでしょう。
でも、両親にとっては、習慣化した以外のことを否定する傾向があります。
料理にしても、美味しいかどうかの前に、「いつもの」が心地よくて、それ以外はあまり望まないということ。
例えば新じゃがの季節だから、コロッケでも作ろうと思っても、スーパーの出来合いが良かったりします。
大きなさつま揚げを2つに切り、それを皿に持っただけの料理?が夕飯に出て来ます。
手間を掛けて欲しいということではなく、多分、母親はもう夕飯を作りたくなくて、できれば食べるだけにしたいのでしょう。
でも性格的に料理を作るポジションを奪われたくもなくて、何か作ろうとするのです。
こみちにもできる料理をこみちがガンガン作ってしまうと、母親は嬉しく思わないでしょう。
なので、こんな風に作るとレパートリーも増えて、食事が楽しくなるというような流れにはなりません。
一時期、宅配サービスを使って夕飯を賄おうという案もありました。
焼き魚や煮魚などを作るくらいなので、母親の料理のレパートリーはそう多くありません。
でも宅配サービスを使いたくない母親の気持ちもあって、結局は何となくで毎食を作っています。
こみちにすれば、グラタンとかハンバーグも作りたいのですが、市販品を使うというのが約束事になっていて、今の市販品は十分に美味しいものの、「作りたい」という気持ちは満たされません。
考え方の違う世代が一緒に暮らすとは、当然ですがこんなことが起こります。