そして誰も居なくなった!?という話

 高齢の両親とどう生きて行くのか?

ここ数年の同居で気づいた高齢の両親の考え方には、一定のパターンがあります。

その特徴を少し紹介すると、時間や空間に対する認識が低下しているということ。

つまり、朝などの身支度で忙しい時間帯なのに、明らかにペースが異なることを始めたりします。

しかも手際よく熟すということもなく、しばらく他の用事をして空くのを待っていても、それが30分でも平気なのです。

「まだ使うの!?」

痺れを切らして声掛けすると、「嗚呼、どうぞ!」と言ってくれるのですが、その「どうぞ」はずっと待たせていたということを認識してはいません。

時間的にもスペース的にも、今はその行動を慎むべきだという認識が薄いので、してくれる気持ちは嬉しいのですが、「でもなぜ今なの?」ということが頻繁に起こります。

そんな両親のペースに合わせてしまうと、1日に一つの予定を済ませるだけでも終わってしまいます。

だから、こみち自身が自身のペース以上に段取りよくするべきことを済ませておかないと、思わぬタイミングで足止めされることが起こります。

「洗濯機に洗剤を入れて洗い始める」そんなことでも、他のことが気なってウロウロしてしまうと30分など普通に経過します。