「覚悟を決める」という意味

 人生における「覚悟」とは?

成功と失敗。

何をしても、結果としてこの2つの選択になります。

人生を豊かにする成功とは何でしょうか。

こみちなりの結論を言えば、「感性を高めて生きる」ことになります。

では「感性」とは何でしょうか。

簡単に言ってしまえば、これまで生きて来た経験や努力、成功や失敗などを通じて導いた心の持ちようです。

つまり、生まれながらにして「感性」だけが豊かな人は多くないでしょう。

繊細な人はいます。不安になりやすい人もいます。

特に人はマイナスに考えることほど簡単で、その理由は「例外」を探すからです。

「もしも失敗したら…」

その言葉は「成功」以外の全ての状況に当てはまります。

自身が努力して克服することも、考えたり悩んだりすることも「失敗」に含めるような勢いです。

仮に「頑張れば大丈夫だ!」とでもアドバイスすれば、「誰にそんな未来が分かるんだ!」と反論されてしまうでしょう。

しかしながら、「成功」という曖昧で見えずらい未来の結果を、先に否定するのは簡単で、むしろどう成功に到達するのかが大変なのはいうまでもありません。

つまり、「ネガティブな思考」に対する答えは今となってはスキップするべきで、「例外」を見つけることで満足しても現状は変わりません。

だとするなら、そんな状況を一切含めて「覚悟を決める」しか未来を掴むことはできません。

「なぜ、努力するのか?」

「本当に頑張れば未来が変わるのか?」

この手の悩みを考えている段階は、きっと数年後も同じような状況にいるでしょう。

つまり「覚悟」しなければ何も始まりません。

「覚悟」とは何か?

では「覚悟」とは何でしょうか。

こみちが考える「覚悟」とは、「満足感」だと思います。

例えば受験生が合格するかどうか不安です。

「頑張って勉強した」ということを超えて、「ここまでやり切ったから満足できている」という段階まで来ていたら、仮に試験に不合格だったとしても大丈夫です。

なぜなら、「やり切った」という満足感は誰もが味わえることではないからです。

社会人になって仕事をする時、満足感よりも「効率」が優先されます。

満足できるほどの時間的な余裕は与えられないからです。

つまり、仕事ができる人ほど、パターン化した処理が上手く、学生時代のようにエンドレスで勉強に打ち込むようなことはできません。

ある意味で、「満足感」を感じられる機会というのは、思う以上に多くはないということです。

社会人になってからの覚悟を伴う「満足感」は、キャリアを失う代わりに満たされるもの。

例えば、資格取得を考えて勉強する場合、その時間を仕事に充てれば報酬が受けられます。

欲しい物や体験したいことにも恵まれるのですから、我慢して「満足感」を求める生き方は長くなるほど顔つきさえ変えてしまいます。

これは体験談ですが、3年くらい社会的な関係性を薄くしてしまうと、当時の仕事仲間からは「人が変わった」と言われるくらいの印象になります。

ということは、資格取得を目指して人生を変えたいと思うなら、合格は絶対ですし、満足感も得たいではなく、満たされなければいけません。

それを理解し、頑張り抜くことが「覚悟を決める」ということです。

マラソン大会の観戦で分かったこと

実は今日、マラソン大会の会場を訪れて、歩道から観戦させてもらいました。

こみち自身もほぼ毎日、5キロから10キロくらいランニングをするのですが、日々のランニングはとても単調に思えます。

しかし、実際にマラソン大会に出場したランナーたちを見ると、どれだけ彼らが練習を重ねてランニングに関して研究して来たのか分かります。

トップ集団を走るランナーのフォームは、運動力学的にも納得できるもので、その習得は練習量も欠かせません。

事実、速いランナーは学生風の若い人が多いのも理由でしょう。

一方で、中盤以降になると、中高年のランナーが増えて来ます。

その特徴は、すり足のように、足をあまり持ち上げないフォームです。

そんなフォームになってしまう原因は、筋力不足や股関節の柔軟性などが深く関係しますが、一方で練習量を過度に増やしてしまうと関節を傷めてしまうことにもあり、練習内容には十分な配慮が必要です。

特に40代を迎えてランニングを始めた場合には、一度の練習ミスが原因で、関節痛などが長引くこともあって、例えば理想的なスプリントフォームを習得することが難しいことも考えられます。

競技レベルを向上させるセオリーに従うことができないという前提で、ランニングを楽しむ訳ですから、無理をしないで楽しむという姿勢が必要です。

これは、ランニングの向上だけではなく、仕事や他の趣味などにも言えて、根気強く努力をする覚悟なければ、そもそも未来を変えることなどありません。

しかしながら、頑張りすぎても逆効果になってしまうというのが、正に中高年という年代です。

それだけ若い頃のようには行きませんから、一年後、一日後と先延ばしにしてしまえばそれだけ可能性は下がってしまいます。

言うなれば、動かなければ何も変わらず、動けば逆効果にもなり得るという難しい状況です。

できるなら、今の生活を続けて老いていける老後が理想で、仮に未来を変えたいと望むなら高望みするよりも短期決戦で集中して結果結びつけましょう。

今日、マラソン大会を観戦して、想像は間違いではないなと思いました。

努力する覚悟さえまだ持てないなら、それこそ高望みなどしないことです。

努力する覚悟をするなら、無理し過ぎない程度に焦り、短期間で結果を出しましょう。

40代なら長くて5年。50代60代なら3年。それ以降は1年以内で結果が出し、それで出ない場合は計画を再度検討し直すべきです。