気づけばクリスマスを終わり…
昨日の記事でも触れましたが、妻へのクリスマスプレゼントを買うために一人で近くのショッピングセンターまで出掛けて来ました。
妻が欲しがっていたピアスがまだ残っていたら良いのにと思いながら来店しました。
クリスマスにジュエリー店にオッサンが一人で行くのは、やっぱり場違いな感じがして緊張します。
「ある!」
目当てのピアスを見つけたものの、接客中の店員ばかりで、どのタイミングで声をかけていいのか戸惑い、段々と気弱になってしまいました。
「すいません…」
やっとタイミングが来て、店員さんに声を掛けたのですが、若くキレイな人だったのでまた緊張します。
「このピアスが欲しいのですが…」
「こちらですね。プレゼント用ですか?」
「ああ、ハイ」
小箱に入れられたピアスを受け取り、逃げるように立ち去ったのですが、自宅に戻って妻がいつも目にするだろうデスクの真ん中に、そのプレゼントを置きました。
妻が帰宅してコレを見つけたらどんなリアクションをしてくれるかと想像して、ニヤニヤしてしまいます。
「ありがとう!」と喜んでくれた妻
いつも以上に待っていた妻がやっと帰って来ました。
「ハイ、プレゼント!」
「エエ? ケーキ?」
なぜか昨日も食べたクリスマスケーキだったのに妻はまた買って来ました。
「どうしたの?」
「帰りに売っていたから」
どうやら25日の夜になって、クリスマスケーキが帰り道で売られていたみたいでした。
ケーキを買ったことを知った母親が近づいて来て、「ケーキ? もう食べられないよ!」と謎の絡みを始めます。
「いいよ。別に…」
「大丈夫。無理したら食べられるから!」
「無理って…」
ここでも楽しい雰囲気が急に白けムードになり、ケーキは母親に渡して妻を自室に連れ出します。
「どうしたの?」
「いや、何でもないけど…」
そんな会話を挟んで、自室に踏み込んだ妻が異変に気づいてくれました。
「ウソ!」
「ふふふ」
「一人で行ったの? ありがとう」
妻からハグされたのは、何だか久しぶりに感じます。
こんなことでも無いと
いつも頑張ってくれる妻なので、少しでも嬉しくなることを提供できてよかったです。
妻が買って来たケーキを四等分し、二つを皿に乗せて自室に運び、ブラックコーヒーを飲みながら二人で食べました。
そして、ピアスも耳に付けてくれて、喜んでくれたので良かったです。
「似合う?」
「いいじゃないの!」
「ふふふ。ありがとう」
「良かったね!」
これでこみち夫婦のクリスマスイベントはおしまいです。