中高年夫婦のリアルな会話を掘り下げる。

 「離婚」もある…

両親の介護を含めて、こみちの将来は何かと不安がたくさんあります。

そんなこみちを支えてくれた妻ですが、今日、改まって聞いて欲しいと言われました。

それが「離婚もある」ということ。

今すぐにという話ではなく、両親やこみちのことを考えて生きることに疲れたそうです。

だからこそ「離婚もある」と理解してもらった上で、もう少し自分なりに頑張って行くそうです。

ここ数年前から考えると、仲が悪くなったのではありませんが、関係に変化があるのも事実です。

何より、こみちの話を途中で遮ったり、一方的に話して居なくなったりと、以前にはなかったような態度も増えました。

何も挑戦していない「こみち」に怒り!?

妻は、何かに向かって頑張っている人が好きだと言います。

その意味では、こみちの生き方は落第点で、見ていてイライラするそうです。

一から十まで話さないことも関係してのですが、でも話そうとしてももうじっくりと二人で長話することもありません。

今回の告白も10分くらいのことで、「トイレ」と言って席を立った妻は、戻って来る時にはもう別のことを始めていました。

「さっきの話は?」と聞き直すこともありません。

ある意味、妻の言いたいことは理解できたので、その辺で終えても問題ないからです。

経済的に自立している妻にとって、こみちの存在はもちろん、父親や母親の介護までとなると、離婚したくもなるでしょう。

逆を言えば、それまで頑張ってくれたことや、「離婚するかも」と言ってくれただけ優しいと思います。