第35回介護福祉士試験を受けるみなさんへ

 介護士として働く方々へ

施設の種類によっても異なりますが、現役で働きながら試験勉強もするのは簡単なことではありません。

第34回の試験を受けたこみちもそうでしたが、不規則な時間で働くことも多く、隙間時間を有効に使って最後まで悔いが残らないように頑張ってください。

こみちの場合、試験対策を始めたのは試験がある1月のちょうど9月くらい前からで、かなり余裕を持って少しずつ勉強をはじめました。

スタートした4月に、いきなり過去問を予備知識なく挑み、確かその時の正解率が50%くらいで、合格基準の60%まで10%足りなかったと記憶しています。

試験は午前と午後の二部に分かれていて、午前中の解答はもう午後には修正できないので、午前中で70%近く解答できていれば、昼食挟んで行う午後を気楽に挑めるでしょう。

しかし、こみちの場合、「絶対に正解できている」と確信できる問題だけではとても60%はなくて、昼食の時に「午後で60%以上取らないとやばい」と思っていました。

試験はマーク式で、5つの選択肢から一つを選ぶもの。

正解を選べば、もちろん「1点」となるのですが、「絶対に正解ではない」という選択肢を見破れたら、4択や3択、もしかしたら2択となって50%の正解に賭けることができます。

つまり、自信がある問題は、問題用紙の番号横に「確」と書き、4択や3択、2択に絞れた問題は、それぞれ「4」とか「3」と同じように表記して、最後まで解き終えてから残された選択肢中で可能性の高そうなものをもう一度考えて、最終的な解答としました。

自信のある問題だけで、合格基準の60%を超える人は合格発表を待たずに「合格」できているでしょう。

こみちの場合、試験会場でできることと尽くしたものの、帰りは「ダメだったかも」とかなり自信がありませんでした。

しかし、翌日か翌々日くらいになると、ネットにはもう各受験校から正解が発表されていて、こみちもドキドキしながら答え合わせをしました。

その結果、概ね合格できているだろうと思える得点なっていたので、ホッと胸を撫で下ろした次第です。

試験会場では、自分自身は緊張していないつもりでも、周りの緊張が知らず知らずに移っていたりするもので、「ダメかも」と思ってしまいがちです。

しかし、4月に初めて挑戦した過去問で50%だったということは、本試験で60%以上をクリアするためにはプラス12〜13問、できれば15問をどう上乗せできたのかということ。

現役介護士であれば、業務に関する問題は難しくないはずで、むしろ「暗記」していれば答えられる介護保険制度や医療的ケア、法改正の歴史など、特に過去問に加えて取り組むといいでしょう。

受験地域によっては、積雪などで試験会場までの移動が大変になることも予想されるので、受験勉強だけでなく万全に試験を受けられるように、時計、筆記用具や受験票などに加えて、ひざ掛けやカイロなども用意し、直前で慌てないことです。

年末までに過去問5年分くらいを回せたら、大体の正解率が掴めるはずで、不正解だった問題に関連した知識をまとめたり掘り下げれば、プラス5点10点が狙えると思うので、より合格に近づけるでしょう。

みなさん、頑張ってください。