今からでもYouTube の収益化って可能なのか?
淡い期待と軽い気持ちで始めたYouTube 。
幸いなことに100名以上の方々にチャンネル登録していただきました。
扱っているのはイラストで、何を描くというよりも、描くことが好きという気持ちだけがテーマになっています。
既にYouTube 動画を作った方であれば想像できると思いますが、今のYouTube は思いつきだけで始めても成果は得られません。
どんな視聴者に向けて役立つコンテンツを作れるかがポイントです。
つまり、イラストを扱うなら、制作や作品、道具など、派生する関連情報をコンテンツ化することが大切になります。
その意味では「好きなイラストをただ描ている」という内容では、思うように支持してくれる視聴者を集めることができないのも無理はないでしょう。
事実、かなり以前ですが、ある人からのコメントで、同じような内容のアドバイスを受けました。
YouTube が求めているチャンネルとは?
もしもYouTube を始める動機が収益化にあるなら、YouTube が求めているチャンネルを理解しなければいけません。
こみちは何も考えずに始めたので、労力や費やした時間と得られた成果がとてもアンバランスになっています。
目的が収益化で収益を得ることなら、「何がしたいのか?」という自分目線ではなく、「何を求められているか?」という相手目線になることです。
動画コンテンツも10分を超えるような長い動画を、最後まで視聴してもらうのは簡単ではありません。
言うなれば、芸能人が売れるということと似ていて、望んでも目が出なかったり、出るまでに5年や10年掛かることだってあり得るわけです。
しかし、業界との繋がりができる芸能人とは異なり、YouTuber には実績やコネが活動しているだけでは築けません。
5年を費やしたから誰から声が掛かるということは無いのです。
その意味では、自主的に参加し、見てもらえるチャンネルを作ることが収益化を希望する人にとっては使命で、下積み期間の長さは短い方がいいということです。
それだけ即効性が期待できる分野やテーマで収益化を果たすことが必須で、その意味では人気がある分野で、でも仲間に入りやすいことを見つけなければいけません。
こみちのように「イラストを描くことが好き」という動機で、しかもアニメなどとは無縁な場合、それこそ視聴してくれる層はかなり好意的な人たちだけでしょう。
例えば、美大受験などで扱うデッサンも、一定数の視聴が期待できそうです。
しかし、動画を観て言わんとすることが分かる人は、既に動画で伝えたい内容を理解されている人でもあります。
逆を言えば、デッサンで知りたいのは、誰が描いていることではなく、自身が描いたデッサンの評価や改善策の提案です。
なぜなら、自身を振り返るとデッサンを始めた頃は見えていてもどう描けば良いのかが分かりません。
なので当時を振り返ると、動画コンテンツだけでデッサン力を上げるのは全ての人に有益では無いのです。
役立つコンテンツを求められているという前提に立つと、情報発信だけでデッサンを伝えるのは難しいと思っています。
これはデザインにも通じていて、ある意味で我々が目にする「デザイン」は結果に過ぎません。
「なぜそうなったのか?」の部分は、クライアント(依頼者)や提供したい商品やサービス、さらにはマーケットなど、様々な要因から導き出されたものです。
むしろ、デザインで最も重要なのは、結果としての完成形ではなく、そこに至るまでの流れではないかと思います。
事実、YouTube で本格的な美術系チャンネルが少ないのも、そう言った理由があるのでないかと感じます。
そんな風に考えると、なぜある種類のカテゴリーが多いのかも理由があるのかもしれません。
そして、そこから大きく離れたチャンネルで収益化を目指そうと思うなら、それなりに覚悟も必要でしょう。
こみち自身も上手く行かないなぁと思う反面、好きで描くことを続けているので、気長に考えることも大切なのでしょう。
まぁ、ダメだと言われてやめられないのが、「描くこと」なので。