「働きたくない」と思ったら考えるべきこと

 なぜ「仕事」は大変なのか?

これは仮説なのですが、今、楽しく働いている人の中にも「仕事」だと意識して働いている訳ではありません。

極端な話、「テレビを観る」や「ゲームをする」ことを仕事にできれば、「働く」を強く意識しなくても仕事になるのです。

では、「テレビを観る」ことをどうすれば、「仕事」にできるでしょうか。

例えばテレビ局のプロデューサーやディレクターになれば、自身が手掛けた番組を観るはずです。

その意味では、「テレビを観る」ことが仕事になっているでしょう。

しかし、働きたくない人にとって、そもそもテレビ局の「プロデューサーになる」ことが大変なので、それでは「テレビを観る」を実現することにはなりません。

ただポイントとして、一見すると「簡単なこと」も、一見すると「難しいこと」と組み合わせれば、手に入りやすいということです。

「テレビを観る」という簡単なことも、「プロデューサーになる」という難しいことと一緒なら、できてしまいます。

「ゲームをする」も同様で、例えば家で一日中ゲームをしていても、方法を変えれば「仕事」にできてしまいます。

簡単な方法は、自身がゲームの作り手になることでしょう。

だからと言って、自身の好きなことだけでは人気あるゲームは作れません。

それこそ、どんなゲームに人気があるのか、支持されているのかを知っていることも大切です。

その過程で得た知識や情報を文章力と組み合わせれば、ゲーム系のライターになれるかもしれませんし、子どもの頃に習い事でかじったピアノ経験が活かせるかもしれません。

しかし、きっと目指し始めて分かる話ですが、ここに挙げたような職業は、そう簡単に手に入るものではなく、生まれ持った才能みたいな条件が整わないと難しいはずです。

面白いことに、誰にでもできる仕事って何でしょうか。

こみちの経験を踏まれるなら、簡単な仕事ほどスピードが求められ、休む暇もないほど忙しいことが大半です。

もう少し自分のペースでしないと思っても、それができない理由は「誰でもできる仕事」と言われているからです。

つまり、「誰でもできる仕事」と言われてしまった時点で、それは「テレビを観る」とか「ゲームをする」ということと同じ扱いになって、仕事として整理させるためには「困難なこと」が抱き合わせられます。

だから、簡単な仕事と言われているのに、「自分は働くことに向いていない」と思うのです。

仕事探しのポイントとは?

最初にできる限り「困難な条件」を付けることです。

例えば早朝や深夜の時間帯は、誰もが避けたい時間です。

しかし「朝4時から働ける」と条件を加えれば、それだけで一歩楽な条件が手に入ります。

つまり、曜日や時間帯、仕事内容など、自身の希望を最初から多く求め過ぎると、結果的に仕事のハードルも上がってしまうということです。

働いてみたら「とても大変だった」と思うのは、それだけ最初にいい条件と付けすぎたからだったのです。

例えば介護の仕事は、世間的に大変だと思われる職業の一つでしょう。

実際にいろんな面で大変でした。

しかし、全ての時間が大切なのかというと、それこそカラオケの時間は歌っているだけで遊んでいるようなものですし、オヤツ作りの時間やドライブの時間、いろいろと普通の仕事にはない内容も含まれます。

みんなで公園に出掛けて、ワイワイと楽しい時間を過ごすことが仕事になるのも、介護という仕事だからです。

実際、大変だと言いながら、「介護の仕事が好きだ」という介護士も多く、慣れてしまうと他の仕事以上にマイペースで働けるかもしれません。

結局のところ、「大変さ」を自分が受け止められる程度かという部分がポイントです。

何一つメリットがない仕事は、続ける意味がありません。

しかし、その段階では継続する価値が無くても、その経験を土台に次に踏み出せるなら、それはそれで無駄にはなりません。

世間的にパートで働くよりも正社員で働く方がいいと言われる理由は、ボーナスや昇給面もありますが、個人的に思うのは「仕事環境を変えられる」権限があることでしょう。

パートなどで働く場合、会社は与えた業務をこなして欲しいと思っています。

一方で正社員に求めるのは、もちろん業務も含まれますが、「どうすれば利益が増えるのか?」も加わります。

それを考えることが面倒だと思うかもしれません。

しかし、「利益の増やし方」を知ってしまえば、それこそ仕事を自分自身でできてしまいます。

つまり、「テレビを観る」ことを上手く組み合わせたりして、好きなことをしながら稼ぐ方法に到達できるのです。

「働きたくない」と思ったら

休みながらでもいいので、最終的に「自分で仕事ができる」ところまで到達することです。

そこまで来てしまえば、「働きたくない」ことを仕事にできる方法を考えればいいのです。

何もない段階で「楽な条件」として「働かない」を選択するのではなく、一周回ってから「働かない」を組み込めば、それこそ仕事にできてしまうのが面白いところでしょう。

こみちがイラストを描く理由

YouTube で「こみちチャンネル」を運営し、そこでイラストをアップしているのは、「イラストを描くこと」なら楽しく続けられるからです。

でも、そう簡単に仕事にはなりませんし、そこまでは別の仕事も続けることが必要です。

とは言え、イラストを描くことで救われる部分も多く、たまにコメントなどを貰えると嬉しい気持ちにもなります。

でも仕事って本来、そう言うものではないでしょうか。