第34回介護福祉士試験での経験
昨年度、こみちも介護福祉士試験を受けました。
独学でしたが、しっかりと準備できたので、100/125点という目標していた得点で合格できました。
しかし、結果的には目標に到達したのでが、試験直後、試験会場からの帰り道は難しかったという印象が強く、駅のホームで見かけた受験生たちの会話が気になっていたほどです。
介護福祉士という試験なので、他の資格試験に比べても年齢層にばらつきがあり、男性よりも女性が多かった印象です。
こみちのような中高年男性もいましたし、制服姿の学生たちもたくさんいたのは何だかこの試験らしい特徴でしょう。
合格するためにするべきこととは?
他にも細かな条件がありますが、基本は125問中、75点以上を取らないと確実に合格することはできません。
割合にすると5問中3問というのが目安になります。
ここで言えることは、この5問中3問がキープできれば合格できるので、残りの2問は間違えてもいいですし、勘でマークして当たれば儲け物です。
というのも、こみちもそうでしたが、多くの受験生は夜勤などを含めて試験日近くまで勤務が予定されているでしょう。
もしかすると夜勤明けにそのまま受験に来ているのか、行きの電車で居合わせた人の中にはテキストを膝の上で開いて居眠りしてたほどです。
つまり、学生の受験とは違って、現役の介護士はいかに貴重な時間の中で学習できるかも問われます。
そこで、「5問中2問は捨ててもいい」ということを利用して、難しい問題や医療的医学的な知識には過度に踏み込み過ぎないようにします。
こみちの場合、「介護福祉士試験」という括りをもう少し解して、「人間の尊厳と自立」「人間関係とコミュニケーション」という具合に大項目に分類し、それぞれの内容が自分にとって得意かどうかを概ね判断しました。
特に記憶力が問われる知識については年内に軽くボリュームを確認するだけに止め、年始から試験直前までに集中して詰め込みました。
介護保険制度の誕生の経緯や、そこに至るまでの制度などはしっかりと年代別に整理しました。
高齢者支援の他、障がい者支援の経緯として、「どんな制度が実施されたのか?」と考えるのではなく、「なぜそのような制度を作ったのか?」という視点からこれまでの流れを見て行くと、我々が介護福祉士になって国や利用者が何を期待しているのかも察することができます。
それはつまり、出題者側が問いたい内容でもあるので、より学習方針にも合致するでしょう。
こみちの場合は確か6月くらいから段々と学習をp始めたのですが、まだ9月の段階では全ての項目を学習できていなかったように思います。
そして試験対策でも必須となる過去問を解いてみると、125点中70点台とまだまだ確実に合格できるレベルではありませんでした。
というのも、現場経験がある介護士なら、割と業務で体験している内容が出題され、全く勉強していなくてもある程度までは予備知識だけでも得点できます。
つまり、予備知識にどれだけプラスして、75点以上を得点するのかが問われる試験ということです。
早い段階で過去問を一年分解いてみて、合格得点との差を確認しておくと、ミスした問題の中から「何を知っていたら解けたのか?」を調べていくと、意外と問われる知識のポイントが見えてきます。
こみちの場合は過去問を5年分くらい遡ったのですが、解いている内に知っておくべき知識が段々と分かって来て、得点でも80点超えできるようになり、あとは時間内で125問を解き切るスピードを意識しました。
試験は午前と午後に分けられていて、途中で昼食を挟みます。
つまり午前中に解いた問題はもう午後に修正することはできません。
午前中で合格ラインの6割から7割くらい正解できていないと、午後の頑張りでは挽回できません。
しかし、こみちの場合実際には8割超えの正解率だった午前中ですが、当日の手ごたえは4割とか5割程度で、午後にどれだけ多く正解しなければいけないのかと不安になっていました。
それくらい確実に正解できたという確信が持てないまま、制限時間に追われて解いていた感じです。
二択まで絞り込めた問題は2問で1つ正解していると仮定しても、試験直後は目標の75点に届くかどうかという感じで帰路につきました。
翌日くらいには大手予備校から正解発表が公開されていて、そこで改めて自身の解答を確認して「合格ライン」を超えていると感じました。
6割以上の正解で合格できるのですが、試験会場での印象はかなり出来なかったという感じになるでしょう。
でも、準備を間違わなければ合格できる試験でもありますし、時間に限りがある現役介護士の受験生の皆さんは、効率的を意識して学習しましょう。
合格発表が3月と期間も長いのですが、合格通知が届いた時はとても嬉しく、頑張ってよかったと思いました。
みなさんも頑張ってくださいね。