大人になって分かる「お金」の大切さ
今、こみち自身の生活に不満があるのかといえば、最低限のレベルを十分に超えていると思う。
ではさらに「豊かな」「将来を見越した」レベルになるためには、どれくらい必要になるだろうか。
今の生活にすぐ必要なものではないけれど、有れば活用したし、使ってみたいと思うものを挙げて行くと、以下のようなアイテムになる。
車。バイク。自転車。ギター。IPad 。動画編集アプリ。カメラ。
冷凍庫。ポータブルバッテリー。
車とは?
とりあえず不満のないマイカーがある。
しかし、欲しいと思う車は、キャンピングカーだ。
しかも車種まで決まっていて、日本特種ボディーが製造販売している新型サクラか、イーグル。
両者は見た目がかなり異なる車だが、共通するのは「安全性」が期待できること。
あまりキャンピングカーに興味がない時は、装備ばかり気になっていたが、キャンピングカーはほぼ積載上限ギリギリまで重い車体なので、安全性や製造メーカーのサポートが選ぶ際の基準だと思う。
故障が少ない日本車に慣れてしまうと、キャンピングカーも壊れないイメージだが、マイカー以上に加工部分が多いので、「手が掛かる」のは避けられない。
バイクとは?
あれこれと迷うし、ツーリングにも出掛けたいしで、車種も変わるけれど、結局行く着くのは「スーパーカブ110」かもしれない。
あとは、PCX160。
通常のPCXでももちろん良いバイクだけど、それならスーパーカブでもいいと思う。
なぜPCX160なのかというと、自動車専用道路を含む「高速道路」も走れる点だ。
都心から関西方面に国道1号を進むと、125ccのバイクでは他の車と一緒に走れない区間が存在する。
流れが速いからということだと思うが、標識を見る度に走って良いのか考えるのは意外と面倒くさい。
つまり、バイクで気兼ねなく走りたいなら、性能ではなく排気量の規格として125cc以上が便利だ。
大型バイクにも憧れるけれど、例えばトライアンフのボンネビルとか、カワサキのW800などはカッコいい。
10年くらい前なら、アフリカツインやBMWもオフローダーも候補にしたけれど、そんな体力が残っていないし、過度なパワーを楽しめるほど反射神経に自信がない。
結局、大型バイクだからと言って遠出するのではなく、太いトルクで気持ちよく流すだけだと思う。
自転車とは?
トレックのクロスバイクか、ダホンの折り畳みが欲しい。
ターンのクレストは、手頃さと快適さのバランスがいいから、ママチャリ感覚で使える一台だと思う。
でも、バイク以上に軽量な自転車は、盗難の危険性も高いし、無施錠では簡単に持ち出せてしまう。
つまり、本当に欲しい自転車ほど、そう自由に乗って止めては怖くてできない。
移動を快適に済ませるだけなら、結局は3万円以下で買えるママチャリが便利だろう。
他の欲しいアイテムとは?
ギターにしても、iPad にしても、今使っているものよりも高性能なものが気になる。
実力に見合っているのかと考えれば、今のアイテムでも十分すぎる。
故障でもしない限り、急ぐ必要もない。
ただイラストを描く時に、最新のiPadを使えば、もっと快適に描けるかもしれないと感じことはある。
欲しいものを紹介した理由
こみち自身が思いつく欲しいものの中で最も高額なのは、車だろう。
新型サクラなどは、約1500万円から2000万円くらいする。
バイクやギター、カメラも、欲しいと思うアイテムは決まっていて、その多くは割と高額なものが多い。
こみち自身がなんでもいいというよりも、欲しいものしか要らないと思うタイプなので、どうしてもそうなってしまう。
とは言え、バイクからギター、カメラや自転車を含めて1000万円で買えないはずはない。
つまり、トータルで3000万円あれば、今欲しいと思っているものがすべて手に入ってしまう。
「3000万円でしょ?」
と思うかもしれないが、逆を言えば個人が欲しいものって、それくらいが上限なのだろう。
もう少し言えば、キャンピングカーなどは1000万円で買って3年後に売っても500万円以上で下取りしてくれる。
つまり新型サクラも、差額で考えると高級な車を買うくらいの金額で手に入るのだ。
例えばそのキャンピングカーを使って全国各地を巡り、その旅先で動画撮影やイラスト制作をしながら仕事に結びつけられたら、2000万円の高額なキャンピングカーも「起業」という視点では高いと感じないかもしれない。
でも現実的には、その3000万円が出せるか否かで、夢やお金持ちになるきっかけを失っている。
元手「10000円」でどうにかしようと思うから、失敗してしまうのだ。
評判の投資信託やFXでも、儲かるポイントは限られていて、そのためには条件に合わせる準備が伴う。
資金的に制限がある。
手間を掛けたくない。
などなどの気構えで始める人と、しっかり準備をしてピンポイントで儲けを狙っている人とでは勝率も違うだろう。
始めやすい時代ではあるけれど、それだけ「プロ」を続けるのが厳しい時代でもある。
「お金儲け」って、そんな世界だと気づいてから、巷の上手い儲け話よりも成功者の道すじを調べるようになった。
成功するには「条件」があって、先ずはそれを満たしていないとチャンスが来ても掴めないことが分かったからだ。
それを下積みと言うなら、今の時代でも3年くらいは掛かる。
こみちがずっと続けて来たイラストだって、半年や一年前ではない。
どんな立場で生きていた時にも、ずっとスケッチブックがあって、それに向かって絵を描いて来た。
それが今、たまたま大好きな「東京03」のイラストになっているだけだ。
こみちよりも才能豊かな人なら、その10分の1で画力を身につけてしまうと思うが、それでもいきなりできるとは思えない。
「イラストを描いて仕事にしたい!」
そう言うと誰もが「気楽」と感じる。
でも、日常的に小型のスケッチブックを鞄に入れて、気になった景色を描く習慣は、かなり「絵が好き」な人でもしていないのではないだろうか。
そもそも、人前で絵を描くことに照れてしまうだろうし、見られるのも恥ずかしい。
でもこみちもそんな経験を経て、次第に慣れて来て、「ヘェ〜、その景色ですか?」と鉛筆画ながら声を掛けてもらうということが何度もあった。
そこから「絵」にまつわる話をしたり、談笑することもある。
それが当たり前くらいに思っていたけれど、ある意味でそれがこみちの「得意」なのだろう。
「絵が上手い」ことではなく、「絵を描き続けられる」こと。
それがこみちの気づいた強みなのだ。