「お金持ち」になれない理由
通常、平均的な人が努力してできることが大きく評価を変えるきっかけにはならない。
大学受験という青年期のイベントを考えるなら、最低でも1年、1日10時間とか15時間とか、ある意味で寝食以外はそれだけに没頭するくらいの努力を重ねなければ成し遂げることなど不可能だ。
しかも、当時聞いた話で、浪人生の大半は成績を伸ばすことができないらしい。
つまり、努力する期間が長くなっても、成果を出すつもりで努力しなければ、結果は出せない。
ここで分かるのは、「お金持ち」になるにも、同じようなプロセスがあって、それに向けた努力をしないと夢は叶わない。
だからこそ、簡単に「お金持ち」になれるという話があるはずもなく、努力し切れない人を誘惑するのだろう。
「お金持ち」になった人も完璧ではない!?
学者のような博学な人が、お金持ちにならない理由があるとするなら、彼らが幸福を感じるポイントとお金で買える物が異なるからだろう。
お金が作り出せる世界は、いつも「過去」で、誰かの発見や研究によって生み出された結果でしかない。
だから最先端を進む人にすれば、市場に溢れた商品は「あの時の成果がこんな形になったんだ」と思うことはあっても、「何だコレは? とても興味深いぞ!」とはならないだろう。
ここでポイントとして、「お金」で手に入る物は限られているということだ。
そして、「お金持ち」になるだけなら学者のような博学である必要はなく、お金儲けの仕組みに上手く乗れることが必要になる。
「お金持ち」になるきっかけとは?
まだまだ規模の小さいこみちのYouTube チャンネルでも、YouTubeのトップページや関連動画として紹介されると再生回数が飛躍的に伸びた。
そして、その枠から外れると通常の回数に戻ってしまう。
ここでポイントは、「追い風」を掴んだ時に、「どう動けたか?」又は「備えてきたのか?」ということだ。
少なくともYouTube は努力する人にチャンスを与えてくれる。
それを活かして、さらなる収益に繋げる人とこみちのように掴めないまま逃してしまう人がいる。
すべてを理解し、準備する必要はない。
大切なのはスポットライトが当たった時に、その努力が評価や期待に耐えられるところに来ているかだ。
つまり、ある人物を売り出すなら、その人物をいかに目立たせ、期待感を演出できるかになる。
具体的には、知名度のある人物と比較させる手法だ。
その業界で認知された有名人を使い、コラボや対戦を通じ、売り出したい人物が素晴らしいことをPRするのだ。
「あの有名人と共演できる人物なのか?」
そう感じてもらうことで、注目度を一気に上げられる。
そして、注目された時に、第二弾、第三弾のプロモーションを展開し、人気を定着させるのだ。
これらの手法は何も特別ではなく、一般的なセールスの方法で、仕組みとして複雑ではないし、簡単に人気商品を生み出すことに繋がる。
個人でのプロデュースでは、どうしても小規模な展開をいくつも経て人気を定着させることになるが、企業のプロデュースならそもそもの展開が大掛かりだし、あらゆる露出方法が考えられるから、より高確率で認知されるだろう。
企業や有名人のバックアップを受けられると、それだけ早く知名度に繋がるのは、昨今のYouTube でもよく見る手法となっている。
一方で、そんなバックアップが期待できない場合、やはり簡単には成功できない。
しかし、チャンスが全く巡ってこない訳ではなく、数少ないチャンスが来た時に、どれだけしっかりと爪痕を残せるのかに努力する方向性を絞ることだ。
世界向けのK-POPと国内向けJ-POPの違いはどこにある !?
YouTube が登場し、いろんな曲を聴くことができるようになった。
そんな中で感じるのは、K-POP のプロ意識だ。
最近、韓国の「少女時代」の曲を聴いていて、日本のアイドルには無かった「カッコいい女性たち」を印象的に映る。
「理想的な女性像」をプロデュースする時に、「可愛い」「従順」というイメージよりも「独立した」「主体となる」というようなこれまでの価値観とは異なる時代を演出した。
そうすることで、視聴者は新しい時代を想像し、憧れた。
そのためには、プロ意識の高いパフォーマンスが欠かせない。
しかも専門的に優れていること以上に、一般向けに期待感を持たせられる方向性が外せない。
そう考えると、女性ユニットを選ぶ際に主軸となるのは、「可愛い子」ではなく「綺麗な女性」だ。
しかもしっかりと歌唱力とダンスができること。
加えて、個人としての魅力まで求められる。
ある意味で、歌だけとか、ダンスだけなら彼女たちと変わらない実力者も、すべてが揃っていなければメンバーにはなれないし、プロデュースするなら売り方が違ってくる。
東京03からのつながりで、乃木坂46のメンバーをYouTube でもよく見る。
とは言え、やっとメンバーの何人かの名前を覚えて、彼女たちそれぞれのキャラクターが分かって来た段階だ。
ファーストテイクなどで歌っている彼女たちを観て、シンガーとしての実力にも気付かされるが、やはり観ていて楽しいとか、頑張っている姿にホッコリするというイメージで、当時の少女時代が持っていた「カッコいい強さ」は感じない。
もちろん、どっちがいいという話ではなくて、プロデュースという意味で、その国で求められているニーズがどう分析されたのかによる結果だろう。
そう考えると、今でも日本では「強い」というイメージよりも「可愛い」が先に来るのだろう。
そこで、本格的に歌って踊れるを努力しても、国内で売り出し難いということが分かる。
つまり、個人が努力するなら、いかに支持されるかを意識した売り出し方が求められ、又は結果的にそれにハマったら売れるということだろう。