起業しやすい分野ほど…
これから就活を始める時に、自分の希望や適性から職種を選ぶ人がいる。
こみちもそうだったし、今でもそうだ。
でも注意したいのは、目指す業界や会社のポテンシャルも判断材料にするべきだろう。
これから自分で起業したいと考える場合、最初の初期投資や運転資金の工面で苦労するはずだ。
こみちがライターやイラストのような分野を目指していたのも、初期投資などの面で敷居が低いこともあげられる。
一方で、「敷居が低い」ということは、誰もが参入しようと思う分野で、自ずと競争率も高くなる。
その集団から一歩抜け出すためには、次に繋がるチャンスを見つけて、掴み取ることが必須だろう。
では、ライティングをライターに依頼する側になった時、初めて依頼する条件として何を挙げるだろうか。
最終的には完成物の質なのだが、そこまで行くには、ライターそれぞれのプロフィールや実績が指標になる。
まだ実績が不十分な段階にいるライターたちは、一歩抜け出したいと思っているけれど、依頼者から見ると「実績は少ないが、このライターはどうだろうか?」とある意味で条件外でも指名してくれるチャンスをどう掴むのかになってくるだろう。
仮に、イケメンとか美女とか、本来ならライティングそのものに関係しないことでも、チャンスに繋がるならそれを活かすべきだと言える。
こみちのような不細工系なら、「専門性」を増やすのがセオリーだろう。
例えばこみちは介護福祉士の有資格者だ。
でも数年前まで「介護」と聞いても具体的なイメージなど持っていなかった。
そして、介護福祉士になって言えるのは、それこそより詳しい情報ではなく、より現実的な悩みが多いということだ。
これは言い換えると、「専門性」がマニアックな知識量ではなく、現実的な悩みをどう可決するべきで、そこにどんな問題や課題があるのかをライティングで活かせるかだ。
再認識しておきたいのは、インターネットで検索できる範囲なら、素人もプロも関係ないということ。
介護の分野で言えば、介護保険や介護施設の紹介なら、介護経験などなくてもライティングできる。
でもそんな情報は、より多くのライターが書ける内容で、これから一歩抜け出したいなら、それこそ専門性や現場経験から得た知識が必須だろう。
中高年世代になる人であれば、介護に限らず、いろんな現場経験があるだろうから、たとえ介護業界を知らなかったとしても、ある意味で「ここはどうしているんだろう?」と疑問に感じるポイントで現場や業界も苦労していることで間違いない。
売上1000万円の会社と1兆円の会社の違いから考えること
会社経営でも同じことが言えるだろう。
売上が1000万円の会社と1兆円の会社では、手を出せるビジネスに違いがある。
その意味では、これから個人で起業する時に資金集めで苦労するが、より資金的に余裕があると選択肢や事業展開面で楽なのは間違いないし、成功する確率も上がる。
自己資金「0円」で始めるビジネスよりも、1000万円からはじめ方が圧倒的に可能性が高いのは事実だろう。
つまり、これから起業を考える時に、「何をするのか?」よりも前に「どれだけ資金を集められるのか?」が肝心で、その為には貯金額を増やすことの他に金融の知識を増やすことも大切だろう。
担保ない融資はどうしても金利が高く、信用が高ければ株式会社のように株券の発行で資金を調達できる。
つまり、会社を作るメリットや、資金流れを知ることで、ビジネスを成功させる資金繰りの面で選択肢が増える。
結論として、「絵が上手い」よりも先に「絵を求めている市場」を探すことが大切で、そこに参入するためにも資金が必要となる。
だから、これから起業するためには、「何かしたいこと」を考えると同時に、どうすれば「資金」を集められるのかも考えよう。
そして、世間で「上手い儲け話など無い」と言われるけれど、話持ちかける人もそのままでは儲けられないからこそ周りを巻き込もうとするのであって、資金面や事業計画がしっかりしてれば、もう実践に移っているはずだ。
「今、投資したら、倍になる」
そう言うことで、資金を集めているのだろう。
幸福と会社経営は両立しない!?
例えば一流大学に通う将来が有望な学生と、年商30億円の店舗経営者とを比べて、どちらが幸福だろうか。
多分、年商30億円の社長なら、家も車も相当良いものを持っているはずだ。
一方で有望な学生も、その後の活躍次第では面白い経験が増えるだろう。
個人的に着目したいのは、世間的な「評判」と心地よい選択は異なるということ。
これは中高年になった人なら感じてくれると思うが、40代を過ぎた辺りから「お金」よりも大切なものがいくつも見つかる。
それはまず「健康」で、さらに「やる気」や「社交性」などで、特に面倒な人になってしまうとそれこそ「お金」しか取り柄がなくなってしまう。
確かに高額なものをたくさん持っているけど、一つずつのこだわりもなく、買えるから買ったという話になって人間的に面白味が薄くなる。
その意味では、お金儲けは大切なことだけど、自分の人生をどうしたいのかを決めないことには、稼ぐ意味すら失せてしまう。
お金持ちになるには、それこそ資金としてのお金がポイントになるのだけれど、幸福を得るには単なる金儲けだけではいけない。
イラストを描き続けるこみちだけど
でも、絵を描くことが好きだからと言って、無計画に時間を費やすのは考えものだ。
なぜなら、未だ趣味の領域である限りは、収入を得る手段を別に見つけないといけないからだ。
幸い、ここ最近はいろんな方から温かいコメントがもらえるので、やり甲斐や励みに繋がっている。
本当にありがたいことだ。
でもそのイラスト書きを趣味からビジネスに転換したいなら、やはり「描く」だけではいけない。
YouTube のベテランからは、人気のカテゴリーを見つけることを勧められるが、そこにはこみちなりのこだわりがあって、「儲かること」が最優先ではなくて、「したいこと」をアレンジ工夫することを目指している。
例えば単純に「似顔絵」にしないのは、表情を描くことで表現の幅が広がるからだ。
先ずは喜怒哀楽を描き分けることだが、さらに曖昧な表情まで描ければ、その場の印象をより忠実に伝えられる。
個人的にはもう少しいろいろと考えて、自分なりの方法で何か生み出せたらと思っている。
でもそんなこだわりを持つことこそ、不器用な人間なのだろう。
イラスト系人気YouTuber とコラボをさせてもらえたら、知名度も登録者数も一気に稼ぐことができるはずだ。
でもそうしたくないのは、個人的に欲が無いのと、なんだかんだで今の生活に不満が無いからだろう。
こみちが出世できない原因があるとしたら、何より出世を本気で望んでいないということ。
そこを見直さないと、更なる幸福も収益にも繋がって来ない。