どこに「うまい儲け話」は転がっているのか?

「 儲け話」とは?

歌にしろ絵にしろ、人よりも秀でた才能を持っていれば、あとは売り込み次第で稼ぐことができるだろう。

言い方を変えれば、「才能」と「商売っ気」に恵まれないと輝くこともない。

実際、プロの歌手などには、才能豊かでも売れなかった人は沢山いる。

ある意味で、商売っ気の無さが「売上」に繋がらなったということだろう。

思うに「儲け話」はたくさんあっても、それを活かすことができない人の方が多く、仮にその条件を満たしていても、タイミングや運に恵まれなければ成功は難しい。

「うまい儲け話」なら!?

単なる「儲け話」ではなく、「うまい儲け話」ならこみちのように才能も商売っ気も無い人でも活かせはしないだろうか。

先に残念なことを言うと、そんな「うまい儲け話」ほど、世間には広まりはしない。

話を聞きつけた人が、独り占めしてガッポリと稼ぎたいからだ。

まず、自分自身を振り返り、流行やトレンドになっている言葉やアイテムを周囲の人よりも早く知る方だろうか。

もう誰もが知っている段階で、「ヘェ、そんなことは流行っているんだ!」と聞きつける人は、残念ながら「うまい儲け話」にもありつけそうに無い。

もしもそんな話がでたら、何かの間違いだと勘繰っていいだろう。

でも、人は意識によって変われる特徴を持っているから、「ビジネス」という視点で社会やニュース、娯楽を見始めると何か気づくことも出てくる。

同時に「うまい儲け話」を少し早いタイミングで手にすることだってあるかも知れない。

儲けるために「資格取得」を連想してしまう人は?

実際に儲かるかどうかは別にして、「儲ける」=「資格」をすぐに連想してしまうのは、それだけ情報が限られているからだろう。

もちろん、勉強することは悪いことではないし、価値のある資格なら自身を助けてくれるだろう。

しかし、「儲ける」という意味では、かなり遠回りだし、大体儲かる金額も想定内だ。

努力と時間を費やして、それに見合ったリターンがあれば「お得」だし、想定よりもすなければ「どんまい」となる。

そして、昭和という時代を生き抜いたこみちのような中高年世代は、プロセスが利益と結びついている経験も多い。

受験勉強をして大学に行けば、何か今までとは違う暮らしが得られると思い込んできた。

しかし、平成を生きている若者たちは、それほど大学入学が難しいこととは思っていない代わりに、多くの人が奨学金などを借りて未来の稼ぎを既に使っている。

返済するには、偶然の儲け話ではなく、確実に稼ぐことができる仕事を探す方が賢明だ。

そして、才能や商売っ気とは無縁の会社員として、社内の評価に従いながら社会人としての信用を積み重ねて行く。

会社というところは、そんな誠実な人を求めているし、要領よく稼ぐ人は好まれない。

脱サラして自身で事業を立ち上げて失敗する原因は、「セオリー通り」に縛られているからではないだろうか。

つまり、「才能」とは他人がすぐにできないことであり、「商売っ気」はそれを求める人との遭遇にある。

上司からの指示を受けて、「意味がある仕事かよ!」と愚痴っても良いが、会社とはだいたいそんな場所で、そうすることで成立している。

だから、「セオリー通り」が抜けない脱サラ組は、いろんなことを調べて、合理的に物事を進めたがる。

ある意味、「ここまで徹底したのだから成功するだろう」と思いたいのだ。

しかし、それでも失敗は起こってしまう。

むしろ、そこまで考えずに勢いで始めた方が良かったりするのは、チャンスやタイミングが合ったからだろう。

こみち流「うまい儲け話」とは?

「うまい儲け話」かどうかを判断するには、「効率的」を尺度にしよう。

手間がかかり始めたら要注意で、できるだけ早く「時間や労力」を注ぐに値するか判断したい。

つまり、資格取得も儲け話につながるが、それは「時間や労力」を注ぐ価値がある場合だけだ。

例えば、弁護士になるまで20年も掛かるなら、それよりも取得しやすい資格を取得して稼いだ方がいい。

でも、弁護士でなければできないことを目標としているなら話は別で、仮に儲からなくてもそこに「生き甲斐」があるなら失敗を恐れずに突き進むしかない。

合格できたら、それこそがその人にとっての「うまい儲け話」になるし、目標を意図的に消失させても後悔しか残らない。

スタイルも目標もなく、「何が何でも稼ぎたい」と思う人でなければ、「うまい儲け話」さえよって来ることはないだろう。

大抵、そんな風に考える人は、非効率で成果に乏しい行動を嫌う。

少なくとも才能のない相手とは付き合わないし、商売っ気の乏しい相手にも関心を持たない。

でも、そうでなければとても成功することはできなくて、例えば好きになった相手が才能hsあるのに商売っ気がないために売れない人で、でも日々の努力や苦労を支えたいと健気に思うタイプは、残念だがある程度の成功は掴めても、その途中で上手くいかなくなるだろう。

「上手く儲け話」を見つけた時に、熱くなって商売だけに没頭してはいけない。

なぜなら、チャンスやタイミングを見逃してしまうからだ。

株式投資やFXのような分野で、雄弁に語る人が少ない理由は、理屈をつけることで身動きできなくなることを知っているからだろう。

投資と経済や世界情勢を関連づけることも、時にはチャンスやタイミング、判断ミスを招く。

なぜなら、理屈ですべてを見通せるとしたら、誰も失敗しないからだ。

それなら、徹底して儲けるためだけを思って行動した方が勝率が上がる。

介護士になることは儲け話なのか?

こみち的には、生活費を稼ぎたいなら「儲け話」と考える。

それだけ採用されやすいし、パソコンなどが使えなくてもできる仕事が多いからだ。

それこそ「才能」というような価値観ではなく、決められた作業を淡々とこなせることが優先される。

商売っ気とも無縁で、意外と面倒なことや非効率なことが多いから、これから自身でビジネスを始めたいと思う人ほど、職場環境が合わないだろう。

つまり、当面の理由があるならそれはそれでいいと思うが、独立を考えるなら早めに現場仕事からは距離をおいて、働き方を模索するべきだと思う。

個人的にメリットと感じるのは、入職して半年から三年くらいではないだろうか。

それ以上なら、施設に残り、役職がもらえるほどに頑張ることだ。

でもそれで潤う金銭的なメリットだけを踏まえると、同じ努力ができるならもっと稼げる仕事は他にも多い。

「おじいちゃんysおばあちゃん」が好きという人でもなければ、介護士を続けることに大きなメリットはないだろう。