「自立支援」は「その人らしさ」なの?
介護スタッフとして介護を学ぶと、最初の教わるのが「自立支援」という考え。
日常生活のいろんなことができなくなってしまう高齢者に介護というサポートを始める時に、「自立支援」という考え方が重要になります。
「座ってて。あとはこっちでするから!」
できないことが増えて来た高齢者に対し、優しさからそんな感じの言葉を使うかもしれません。
でも、「何もすることがない」状態になると、人はより早く老けてしまいます。
つまり老化には二つの側面があって、医学的な意味と役割的な意味だと思うんです。
特に役割的な意味は私たちの意識で変えあられるので、考えてみることは悪いことではありません。
だから「座ってて」と言う言葉は、相手から大切な役割を奪っていませんかということ。
そして介護が介護として一番重要なポイントは、介護する人が一人で終わらせることではなく、出来なくなりつつある高齢者のペースに合わせることです。
高齢者に関係無い部分は一瞬で終わられて、関係ある部分はじっくりとペースを合わせて行う。
これが介護の基本であり、「自立支援」の本質ではないかと思っています。
在宅介護をしていると、自分で全部済ませる方が簡単で、時間も掛かりません。
でもそうやって、役割を奪ってしまうと介護される人は余計に何もできない人になってしまいます。