ちょっと心配していた父親の件で

 久しぶりの入浴ですが…

最近、父親の様子を見ていて、薄々気になっていたのは本当に父親が入浴できているのかと言うこと。

リビングで寝転ぶ用の薄い敷布団でさえ、自分ではやりたがりません。

多分、まだできないレベルではないかもしれませんが、父親は依存が強くて母親に甘えます。

そして母親もそんな甘えを許すことに自身の存在意義を感じているところもあって、二人は二人で上手くやって来たとも言えます。

ですが、そんな父親が今、一人で浴室に行き、その扉の前では母親が心配そうに様子を気にしています。

そして、10分くらい経過した時に、父親がドアを開けて「お母さん」と連呼したのです。

「どう、できた?」

声しか聞こえませんが、浴室の中を覗いたのでしょう。

母親が何か伝えて、父親が甘えたような声で「できないからやってよぉ」と訴えます。

日常生活での父親の動きを見て、父親が自分の体背中までタオルで洗えているとは思えません。

というか、こみちの介護士経験として、確実に洗うなら父親に手すりを掴んで立ってもらい、家族の誰かが洗うレベルです。

どうやら、できないと言っているのは髭剃りのようです。

以前から、泡をつけての髭剃りはできなくて、電動の髭剃りを購入したのですが、それも上手く使えなくて、それこそ父親がしている様子はありません。

今も多分、できないところを母親がしているのだと思いますが、髭だけではないはずです。

デイサービスで入浴サービスを受けられるようにした方がいいのか、頑張って母親が入浴を手伝うのかですが、今はまだできたとしても、3ヶ月半年後にはそれが問題になりそうです。

できているかどうかは別にして渋々でも一人で入浴していた父親ですが、先週くらいからは母親がいないと入らないので、自分でもできない自覚があるのかもしれません。

入浴が難しくなれば、排せつ関係も要注意で、それだけ父親の老化が深刻になって来たと言うことでしょう。

まして、立位を保つことができないと、やはり母親が支えるのは難しく、いきなりこみちを呼んで、サポートしなければいけないことも出てくるでしょう。

今、母親がトイレと浴室を行き来しています。

何があったのかは分かりませんが、トイレと関係あるかもしれません。

飲み物を用意してみたいなので、大きな問題はなかったようです。

でも、浴室から出て来たようには聞こえないので、洋服を着てリビングへと移動できたのでしょうか。

もしかすると、夜になって問題点を改めて相談されるかもしれません。

父親の特徴的な足音が聞こえるので、浴室から出てリビングに移動できたみたいです。