補聴器を付けたがらない母親

 「老い」とどう向き合うか?

最近の母親を見ていると、生活音が兎に角大きいです。

それだけ音が聞こえないからだと思うのですが、ドアの開け閉め、足音など、怒っているのかと思うほどドタバタです。

数年前、母親との会話が怪しく思えた時に、「補聴器を付けたら? 診断書が必要だから…」そんなこともありました。

しかし、父親が杖歩行を頑なに拒んだように、母親も補聴器を嫌がります。

ですが、そのタイミングで始めることで、状況を緩やかに悪化させられます。

父親で言えば、杖歩行しないことで、そもそも歩くことが減り、今は一人で外出は難しいです。

そうなると、もう杖を使っても誰かの見守りがないと転倒後のフォローができないので、それだけ自分で活動レベルを下げてしまっています。

一方で母親の場合、会話が一方的になっていて、元々相手の言葉を理解しながら会話するのが苦手でしたが、今はこちらからの問い掛けを言葉で理解して答えてはいなくて、時間帯などで何となく返しているように思えます。

「ただいま」と言えば「おかえり」と言う具合に。

なので、何か込み入った話を質問形式で進めようとしても、返ってくるのは同じフレーズだったりします。

聞こえないことで聴力がさらに低下し、加えて認知機能の方も低下しているでしょう。

物忘れなどが急に増えているのも、それだけ記憶力が低下しているからで、頑固さがより強くなってしまいました。