「思考パターン」が変わる瞬間に何が起きるのかと言う話

 1階と2階と3階

高層の建物を想像してみてください。

どんなビルを想像しても、1階がなければ2階も3階もできません。

これは「思考パターン」にも通じていて、「思考が変わる」とはビルで言う高層部分よりも、より地面に近い部分で起きた時に、人格や人柄に大きな影響を与えます。

例えば、「お金があれば幸せになれる」と言う考えも、実現するまではそれを目標にして、目的にして頑張ることができます。

中には実際に大金を手にして、家や車、他にいろんな経験を積み、お金がある生活にこの上ない幸せを感じのかもしれません。

ただ不思議な話ですが、こみちが過去に出会うことができたお金持ちの方々に「お金持ちでいいですね!」なんて話をすると、決まって「まわりはもっと金持ちだよ!」と言う答えが返って来ます。

大きな家に住み、高価な車に乗り、羨ましい限りですが、その立場になると、また見え方も感じ方も違うのかもしれません。

それはもしかすると、目標や目的に近づくことで、その実体を知ると認識にも変化が起こるからかもしれません。

つまり、1階から始まった高層ビルが、急に地下ができて、全体の見え方が一変するようなものなのでしょう。

「起業」は難しい?それとも簡単?

時給で働いても思うように稼げないなら、起業して大きなビジネスを始めれば一気に稼げると言う発想も間違いではありません。

でも現実を見渡せば、それで成功する人もいれば、失敗して苦労する人もいます。

「労働」を提供すると「対価」が得られることは、時給で働いても起業しても変わりません。

時給で働く場合、その労働は既に安定したものなので、本来の価値よりも少し安く設定されて提供されています。

一方、起業して始めたビジネスは、まだ安定していないので、労働と対価のバランスも定まりません。

上手くいけば、時給で働くよりも数倍、数十倍の対価になるかもしれませんが、逆にその反対になって、対価を得るつもりが支払うことにもなり得ます。

成功すると儲かりますが、失敗すると損します。

なので、起業そのものは手続きさえ行えばできてしまいますが、実際にビジネスが軌道に乗り、安定して収益を上げられるかまで考えるとより難しいと感じる人が増え来ます。

デビューしたアイドル歌手の変化

ついこの前まで一般人だった人が、芸能人になり右も左も分からないまま必死で頑張っている姿は、とても勇気づけられますし、応援したい気持ちにもなります。

そして、同じ時期に10人の新人が誕生しても、その容姿も性格も個性も違います。

アイドル歌手であれば、歌やダンスが思いつきますが、最近ではトークやファンへの対応なども重要になっているようです。

例えば、性格的に生真面目で、何事も卒なくこなせると、その人は社会人として信頼されるでしょう。

質問すればその正解を答えてくれるので、勉強もできるタイプかもしれません。

でも不思議なもので、常に正しい答えをファンが求めているのかと言うと難しく、時には失敗したりするからこそ応援したくなる心理も見逃せません。

サラリーマンには求められない部分ですが、アイドル歌手には必要な部分でもあります。

これって、サラリーマンでももっと細かく分類すると何種類にも分けることができて、それこそ正解しか答えないと言うタイプの他に、失敗よりも成功が少しだけ多いとか、失敗ばかりだけどその行動に期待してしまうなど、一択ではありません。

つまり、冒頭の建物で言うと、2階や3階、それ以上の階は個性なので自由です。

大切なのは1階で、もっと言えば「土地選び」こそ重要です。

そこにいるからこうであって欲しいと思うので、別の場所なら大丈夫と言うこともあるからです。

上手くいかない時や悩んでしまう時、それ自体は無駄ではないので楽しめばいいのです。

究極の答えは、別の場所にに移動することですが、その前に求められていることやあと何をプラスすれば変化するのかを糸口にして、整合性が取れる答えを探しましょう。

高齢者になると思考パターンは放っておいても決まってしまいます。

それが老いなのですが、いろんなことや考えに応じられるのは若いからこそです。

「これの答えがコレ」

歴史の年号を覚えるような思考パターンは、楽ですが注意も必要です。

一方で、成功するパターンにも共通点があって、一見するとバラバラに見える方法も、ポイントでみると同じだったりします。

「年号」の暗記ではなく、流れを決定するポイントとして見てみると、歴史の年号も数字の記憶ではなくなります。

その時に時代がどう変化したのか。何が価値として動き出したのかと言うような視点で眺めるとそれまでとはまた異なる見え方になります。

良く視野広くと言う言葉を聞いて、いろんな分野を求めたりしますが、実は意外と広さだけではなく、深さによる視野の広げ方もあったりして、何もあれこれと知っていることよりも、特化した分野に詳しいことが結果的にいろんな分野にも通じていたりします。

表と裏はどこにでもあって、それをたくさん知ってしまうと、時に常識や価値観が多様ではなくバラバラになることもあって、表と裏が存在することが重要ではなく、そこで生きることそのものに目を向けることに意味があるからです。

それは、ある人には同じ建物も2階からしか見えないということがあって、同じものでも全く異なるもの、価値に感じます。

そして人は成長によって急に見えなかった1階部分や時には地下まで見えたりして、価値観や常識が一変します。

でも、その時に自分だけが知っていると思うのはまだ本当に1階を見ていない人で、本当に見た人は見えていない人さえも受け入れようとするでしょう。

「信じる」と言う言葉を使うなら、信頼できるから信じるのではなく、今はまだ見えないかもしれないけれど、この先きっと分かってくれると言う期待が信じるの意味だったりするからです。