「AI時代」に生き抜く中高年の働き方とは?

 「AI」の脅威とは?

こみち、AIの本当の実力はほとんど知りません。

ですがいろいろと調べていると、まだしばらく網羅されない分野があることに気づきました。

それは、「私が私であること」なのですが、イマイチ意味が伝わらないと思うので、別の話から始めます。

あるAIの紹介コンテンツを視聴していたら、それこそ「文章と作る」とかもう当たり前で、言ってしまえば、かなり優秀な秘書が居るみたいで、パソコン経由でできること(話す、調べる、考えるなどなど)なら、間違えることもありますが、期待以上にこなしてくれます。

ここで言えるのは、例えば「東京観光のプランを計画して!」と言う内容に、それっぽい答えが出せると言うものではなく、「東京旅行は二人で2泊3日。予算は宿泊費と食事込みで15万円まで。二人の思い出になる旅にしたい」と言う具合に具体的に要望を挙げれば、さらにしっかりと回答してくれます。

そして、ここからがポイントですが、ビジネスの分野で例えば「ラーメン屋を開業したい。その方法は?」と、まるでインターネット検索するような質問ではなく、開業地や手持ち資金など、より具体的な個別の条件にもしっかりとフォローしてくること。

つまり、「このケースでの法的問題点は?」とか、「節税策として考えられることは?」とか、「健康上のリスク管理の方法は?」など、法律や税務、医療の専門家でなければ気づきにくいポイントにも、先ずはピックアップできる可能性です。

専門家の役割は変化する

例えば、AIが一次対応に強くなり、単にプランを立てるだけではなく、コストや安全面にも目を向けられるとしたら、ビジネスのパートナーとして頼もしい存在になるでしょう。

そうすると、逆の立場で、これから弁護士や税理士を目指して時間と労力を費やすなら、AIがカバーできない部分がどの辺にあるのかを知っていなければ将来的に苦戦するでしょう。

訴訟を起こす方法や裁判所に提出する書類も、AIが完璧にできるようになるはずで、それは専門性が高いか低いかではなく、「文章作成」と言う認識で行えます。

つまり、人間にとって「知識を身につけることが困難だった」と言う部分はAIがこの先乗り越えてしまうので、「当てはめる」になっている行為はパターン化されます。

そこでちょっと考えると、例えば「歌手」と言う職業。

歌手は歌を歌います。

では貴方がよく聞く曲を本人ではない別の人が歌っても聴きたいでしょうか。

「曲さえ同じならいい」と言う人はそれでもいいですが、「あの人の歌」と思う人には「モノマネ」では意味がありません。

どこまでそっくりなら…。

そんなことではなくて、意外と歌は曲で聴いているのではなくて、「歌手」で聴いていたりしないでしょうか。

つまり、冒頭に紹介した「私が私であること」です。

家でレンチンだけで完璧に同じ料理が食べられたとしても、大切なのは「あの店で食べる料理」だったりします。

そうなると、代行では意味がありません。

そこではどんなに優秀なAIも補えないのです。

つまり、AIがさらに進化した未来こそ、我々は個としてのキャラクターが大切になります。

心地よい雰囲気を自然に周囲に浸透できると、やはり人にも受け入れられるでしょう。

居るだけでそれができる美男美女はそのままでも十分ですが、不細工なこみちなどは「キッカケ」をいくつか用意しておけばいいことになります。

「信頼できる」「楽しい」「元気をもらえる」

そんな言葉は、AIがまだまだ不得意な分野ではないでしょうか。

知識が豊富で何でも知っていると言う分野はAIに任せて、「個人」を受け入れてもらえることが大切です。

とは言え、あまりに自由奔放では相手もついていけないので、常識的に理解できる領域を知り、そこで認めてもらうことがポイントになるでしょう。

「あの人に担当されて嬉しい」

そう言ってもらえるように働ければ、AI時代も恐ることはないはずです。