ゴミ出し時間になって
ゴミを出そうと玄関に行ってみると、既にゴミ袋がありません。
母親も出掛けていて、父親が寝転んでテレビを観ています。
念の為と思い、ゴミ集積場に行ってみると、集積場の脇にポツンと置いてある袋が…。
薄っすらと見えるゴミの中身が、昨夜の時に入れたゴミと似ています。
ゴミ袋を持ち上げて中に移動させておきました。
帰り道、父親と母親に話すべきか、妻にも報告するべきか、かなり悩みます。
正解がはっきりしない問題に直面すると、今でも強いストレスを感じます。
なんでもはっきりと言えばいいだけなら簡単ですが、家族全員がそれぞれにギリギリだからです。
でも家に着いて、すぐに父親に言いました。
「ゴミ出しした?」
「嗚呼、うん」
振り返る父親の表情は、母親に話す時とは違います。
簡単に言えば、ボケているのかと思うほど、気の抜けた表情を浮かべます。
帰り道では、時間帯守れないなら「何もしなくていい!」と言おうかともおもいました。
でも父親に伝えられたのは、「ポツンと置いてあったけど、近所からクレームが来るからね」でした。
しかも苛立ちを抑えて手短に伝えましたが、自室に戻り悩みました。
父親だけではできない時に、「放置してしまう」と言う選択肢を選ぶからです。
家の中だけならまだしも、近所との関わりでそれをしてしまうと、話が大きく変わります。
一方で、母親に話したとしても、「ミスをしていた」は理解できても、これからどう行動することができるかを考えることが難しそうです。
家族としては、普段は何もしない父親がゴミ出しをした。
それくらい当たり前と言う気持ちだけではもう難しいのです。
終わったと戻って来た時に、少なからず問題がなかったか、何らな様子を確認するくらいのフォローが必要です。
それが母親にできるとは…。
実は、ゴミ袋が集積場の脇に置いてあった光景は、今回が初めてではありません。
とはいえ、もう半年とか一年とか前のことですが、その時に「何でこんな所に置いてしまうんだ?」と思ったことがあって、その記憶と今回がふと合致しました。
当時のことはもうどうにもならない話ですが、その頃はまだ両親がゴミ出ししていました。
もしかして…。
そんな風に疑うと、家の中だけではなく、近所でもいろいろと問題を引き起こしていたのかもしれません。
考えると落ち込んでしまうので、事実は受け止めて、悩み過ぎないようにします。