「0」か「100」かではなく、「100」か「それ以外」か

 「少しだけ関わる」というやり方

昨日、近所でも有名な激安スーパーで一週間分の買い物をしました。

以前は母親が担っていましたが、同じ食材ばかり買ってしまい、それでは料理ができないので、こみち自ら買い物に行きました。

肉や魚、野菜など、いろいろ買って7000円の買い物。

帰宅して、肉は小分けにして冷凍したりもして。

その後、母親が冷蔵庫や冷凍庫を何度も開け閉めしている音が聞こえて、チェックされているなと思いました。

以前は冷蔵庫の管理も主婦をしていた母親が担当していたのですが、こみちが関わるようになって、半年近く使っていない食材を片っ端から捨てて、かなり冷蔵庫がスッキリして、他の食材も入れられるようになりました。

でも時々、母親は主婦というプライドなのか、冷蔵庫内を整頓したりします。

つまり、こみちの置いている場所から全く違う場所に移動させたりするんです。

夕飯用に解凍したくて冷蔵庫に入れたものをまた冷凍庫に戻りたりと。

先日は、夕飯にお稲荷さんを作ったのですが、そのために前日の米研ぎで1合分多めに炊いていたのですが、夕飯前にお釜を覗いたらいつもよりもご飯が残っていませんでした。

「今日、お稲荷さん作るんだよ!」

「エエエ、知らなかったから」

説明しても覚えていられないようで、あったら食べるというその場限りの判断で行動しているようです。

実は昨日、大切に使っていたフライパンがあって、夕飯に使ったら内側が傷ついていました。

フライ返しが2つあって、プラスチック製と金属製。

こみちは内側のフッ素加工が傷つかないようにプラスチック製を使っていたのですが、母親は厚みの薄い金属製が好みで、しかも扱いが荒いんです。

「傷つけたでしょう?」と責めても、「知らない」と答えるでしょう。

最近では「半分するから、残りをしてね!」とお願いしても、結局は予定通りにはできません。

夕飯用に買って来た食材の多さを見ると、朝食用のウインナーやベーコンを買って来てねとお願いしたことももう忘れているかもしれません。

少しでも手を貸すと、丸投げして来るというか、同じペースでことが進まないので、終わるまで待っていてもいつになるのか、こちらがヤキモキすることに。

「明日、ゴミ捨てだから、今日まとめておけば?」とでも言えば「時間がない」で動かずに、当日にバタバタして一人で頑張っている雰囲気に。

おまけに父親は寝ても起きてもテレビを観ているだけですし。

介護では自立支援という言葉がありますが、そもそも「自立」していないので、「支援」だけでは済みません。

言ってしまえば、いくつも料理を並べて、好きなものを食べてもらうなら、両親にもできるのです。

しかし、それを時間内に作ることも、食材を買って来ることも難しい話なんです。

もしかすると、こみちが買って来た食材を自分が買ったと思い込んで食べてしまうこともあり得ます。

「食べたって、自分では買っていないよね?」と聞いても、「知らなかった」で終わりそうです。

母親、今日、明日分の朝食用の食材を買って来られるでしょうか?