後だしジャンケンをしたがる人
何か問題が起こった時に、その渦中に飛び込み踏ん張った人がいる。
でも、いつもいつも解決できる訳ではなくて、時々は失敗もするし、たまには最初よりも悪化させてしまうことだって起こり得る。
問題が起こり誰かが手を出して、その様子を見て後だしで加わる人がいる。
最初の人が結果的にミスをして、そのミスとは違う方法で上手くできたとしても…。
言いたいのは、初めに手を挙げて問題に向き合った人を誉めて欲しい。
仮に上手くできなかったとしても。
何がどう起こっているのかも分からないような状況の時に、やはり最初に向き合うのは大変で、でも失敗するというリスクよりも、どうにかしなければと思った気持ちをしっかりと評価して欲しいのだ。
最初「ー100」くらいの状況を、「ー30」くらいまで回復させて、つまり最初に向き合って「70」も回復しているのに、その後に「0」に戻した人が全てを解決させたように振る舞うのはちょっと違う。
後だしジャンケンのようなことをして、それでマウントする人は、段々と集団からも外されたらいいと思う。
除け者にしたいのではなくて、一度その集団から出てみると、新しい集団の中ではどんな気持ちで振る舞うことになるのかがよく分かるから。
誰も手を出さずに、問題が刻々悪化しているような場面で、もちろんそこに飛び込んで解決できるとは本人だって思えていなくても、そうするしかなくて矢面に立つこともある。
どんな思いでそこに手を挙げてくれたのか、そこは周囲も大人なんだから理解してあげて欲しい。
難しい局面で、苦戦して頑張ってくれたことを過去の記憶にして、それが当たり前のような振る舞いにはなって欲しくない。
頭が硬いのか、理想を重んじ過ぎるのか。
頑張ってくれた人を見て笑って、自分の立場や評価ばかり気にするのは、3周くらい価値観が変わるとどうでもいいように思えるはず。
そうじゃないだろうか。