両親に対する「介護方針」を見つける話

  「生きがい」ある老後を迎えるために

中高年になると、趣味にもお金を掛ける人が増えて来ます。

こみちの趣味、ランニングはシューズくらいのもので、むしろ継続する気力の方が大変かもしれません。

こみちは特に行っていませんが、例えばランニングやベランダでのプランター栽培などでも、その過程を動画撮影し、配信してみるのも趣味を継続させるモチベーションに繋がります。

その道のプロだからという目線ではなく、あくまでもモチベを保つために撮影というひと手間を講じるのです。

結論を言ってしまえば、「こうでなければならない!」という決まり事はなく、むしろ「楽しい」を続けられる工夫が多いと嬉しい話。

動画撮影や配信も、「面白そう」なら方法を調べてみるのもいいということです。

形に捉われて、窮屈に感じることはないからです。

「介護方針」とは何か?

簡単に言ってしまえば、介護業界でいう「ケアプラン」のようなものです。

例えば三年後の姿を想像し、どんな風に生きていたいかを考えるということ。

そこから無理なく続けられる短期的な目標を見つけて、楽しく生きようという流れです。

こみちの父親に関して言えば、糖尿病、膝関節の悪化による歩行困難が主で、認知機能の低下は今回の脳出血での記憶障害が気になりますが、生活習慣の改善、見直しが最初の一歩になるでしょう。

テレビ観て1日を過ごす。

リビングでマットを敷き、そこに横になってテレビを観て、寝ての繰り返しは、消費カロリーが適切とは言えません。

事実、便秘が酷く、下剤を使い始めました。

しかし、出ないから「下剤」という考え方は適切ではなく、運動と水分量の見直しが不可欠です。

運動習慣がなく、内臓が活発に動かない状況を改善しないままでは、薬の効果も長期的には期待できません。

介護施設で働いていた頃も、便秘が続いている利用者が少なくなく、下剤と並行して「摘便」も行われていました。

つまり、排せつする腹筋力が落ちてしまうと出したくても出せなくなるので、父親の場合、生活習慣の見直しが不可欠です。

また、食事面に関しては、糖尿病を患っているので、糖や塩分の摂取には注意しなければいけません。

糖分が慢性的に血管内にあることで、血流も悪くなり、血管も脆く破れやすくなります。

加えて高血圧もあるので、弱くなった血管をさらに刺激することにもなるので、健康体の場合と比較しても注意するポイントが多くなります。

不足しやすいタンパク質の摂取に着目していて、含有量の多い肉類だけでなく、豆腐やおから、ブロッコリーなども食事を作る時に心掛けて使うようにしています。

また、玉ねぎには血液をサラサラにする効果も期待できるようなので、今朝の食事でもブロッコリーと一緒にコンソメで茹でて提供しました。

たくあんを好んで食べる父親ですが、調べてみると食物繊維も豊富で、血圧の上昇を抑制する効果も期待できるようなので、白米の食べ過ぎから糖分の過剰摂取には注意しなければいけませんが、たくあんも塩分控えなものなどを上手く活用すると便秘にも良さそうなので、続けてみたいと思います。

運動に関しては、父親自身だけでは思うようにできないので、通所リハビリで運動機能の維持向上を目指せたらと考えています。

あと10年前から少しずつ取り組めれば、もっと違っていたとは思うのですが、現状になって分かることも多く、だからこそ今できることの中から、父親の気持ちにも寄り添って、選んでいければと思います。