結果は1ヶ月以内に
約束の時間が迫っても、父親が部屋から出て来ないので、とても心配しました。
ギリギリになって「嫌だ!」と拒否するのかと思ったからです。
本人の立場になれば、「要支援や要介護」と認定されると、何だか「老いていた人」と思ってしまうのか、父親の場合、特に世間体を気にしているようです。
ただ、三度の食事が当たり前に用意されて、それを食べれば片付けまで誰かがしてくる環境に慣れて、「オレは介護なんて特に必要じゃない」という意見には賛同できません。
家族の誰かが代わりながら父親の世話をしていることを「介護」ではなく、「尊敬の念」くらいに思っているようで、楽天家過ぎるのには驚きます。
ただ、母親の言動も怪しくて、根本的な判断をしないで、本能的に作業するので、家族全体で決めた約束を急に無視した行動がふえだしました。
風呂場のドアは換気中は少し開けておくと決めたのに、ドアが開いていると気になるようで、閉めてしまいます。
かといって、誰も使っていない部屋の窓を換気のために夜になっても開けていたりして、「開けっ放しだったよ」というと、それで気をつけるのではなく、次も確認してもらえると思ってしまいます。
二人とも、ボケてしまったのかと思うほど行動が変で、辛うじてできていた約束事がことごとくできなくなってしまいました。
優しくしてあげたい気持ちはあるのですが、優しくして「感謝される」ということはなくて、それが当たり前になってもっともっとと欲しがるので、厳しくするしかできなくなります。
認定調査の時も、途中で「あとはいいな!」と勝手に席を立ってしまう父親で、呼び止めるとかんしゃくを起こすような行動になるので、後で宥める母親のことを考えると呼び止めるのも考えてしまいます。
認定調査が終わったというのは大きな一歩ですが、両親に任せていた多くのことにも関わってみて、ほぼ何もできてしなかったので、いろんなことを一から調べて対応しなければいけません。