完璧ではないからこそ誰が悪いとは言えない

 朝食のおかずが…

最近、父親の食欲が低下しています。

夜のオカズをほとんど食べずに翌日の朝に回すこともしばしば。

今朝も昨夜分のオカズが丸々残っていたので、4人家族の3人分だけ新たに朝食を用意しました。

仕事が遅かった妻はこみちを含む3人よりも起きるのが遅く、先に仕事で家を出たこみちはその後のことを知りませんでした。

「今朝のオカズ、味が濃かったでしょう?」

そんな話を振ったら、「私の分がなかった」と。

どうやら母親が昨日分と今朝のオカズの両方を食べてしまったようです。

まだ食事を済ませていない妻の箸はダイニングテーブルに残っていたのですが。

母親の記憶力

母親の記憶力は、目の前のことを認識して処理することが精一杯の時があります。

つまり、ダイニングテーブルに昨日分と今朝分のオカズがあった時に、「昨日分も食べてしまわないと」と思ってしまうと、テーブルにまだ妻の箸が残されていても、思い込みが優先されて行動してしまいます。

実際、今回が初のケースではなく、昨日に食べなかったら翌朝は作らないというルールがあって、それを思い出せば妻の分まで無理に食べてしまうことはなかったでしょう。

しかも、朝の食事に用意したオカズに手をつけずに朝は簡単に済ませて、昼食分に朝のオカズを回したりもよくしているようで、2人分のオカズを食べてしまうというのは本当に珍しいケースです。

「それで朝はどうしたの?」

妻にその後を聞いてみると、「お父さんがまだ食事していなかったのか?」と驚いていたようで、ちょうど妻分になるはずのオカズを自分の分だと思って食べている所だったそうです。

「お母さんには言ったの?」

「言っていない。起きなかった私が悪いから」と。

今さら、母親に説明しても「ごめんね。勘違いしちゃって」とは言わないでしょう。

「知らないし」とでも言われて、「ですよね」と言うしかなければ、言うだけ気不味いですから。

テーブルに妻の箸が残っているのを後で気づいたとして、それが勘違いから食べたとして、母親も変だと思ったなら、「もしかしてまだ食べていなかったの?」とくらい聞いてあげればいいと思うんですが。

ポツンと箸が残っていて、「なぜ?」とは思わないことに思い込みの強さがあまりに強力で、疑問にも感じないことにちょっと驚きます。

後で気づいて、それよりも前に起こった行動を振り返ることができないようで、食べるという行為が終わってしまうと、テーブルの箸は全く疑問の対象にもならないということでしょう。

今晩のオカズ

弁当でした。

しかも天ぷらがいろいろと乗った弁当。

健康を考えて、油と塩分を気にしている母親ですが、買って来る出来合は揚げ物がほとんどです。

弁当代に500円出すなら、豚こまでも買ってくれたらうれしいのに。

こみちは料理が苦ではないので、出来合よりも食材の方が嬉しいです。

塩コショウと焼肉のタレだけでも、出来立てなら断然美味いですから。

冷めてしまった天ぷらは、どんなに美味しくても出来立てより味が落ちますよね。

料理が苦なら仕方ありませんが、苦ではないのに冷めた弁当をチンして食べてもという感じがあります。

どれが正解ということはないので、各人の好みが違うということでしょう。