若い世代に伝えたいこと
人生も折り返しどこかか終盤を迎えて、「人生とは何だったのか?」何となく答えが見つかりました。
先ず、人生は病いや事故など、想定外のことが起こらなければ、80年から100年くらい生きられるかもしれません。
とは言え、成人してからを基準にすると、健康的に活動できる期間はざっくりと『50年』くらいになります。
つまり、今の仕事を辞めるならできるだけ早く方向転換し、そこで時間を掛けるよりも「稼げるレベル」まで何か成し遂げた方がいいと思います。
ただ、正直な話、これだけ時代の流れが早い現代で、「これだけで大丈夫」と言えるようなスキルは明言が難しいでしょう。
そこで、もう一つ手前の段階に目向け、「仕事とは何なのか?」という意味で2つの答えを見つけることができます。
1つが、やはり得意なスキルを探すこと。
もう1つが「役に立つ」という視点で仕事を流動的に探すこと。
そんな風に感じるのです。
さらに説明を加えると、例えば自動車や重機の運転など、未経験からでは扱いないスキルも世の中にはたくさんあります。
これは「スキル」探しにも重なるのですが、「スキル」が目的や目標ではなく、それを使って誰かの役に立つ方法を意識することです。
つまり、どんな分野でもとても有能な人がいて、彼らのスキルはとても高いのです。
しかしポイントは、仕事として役立つことなので、決められた時間にその場所に来ているとか、言われた作業を実際に処理できるとか、誰かに代わってやり遂げることこそ、求められていることです。
理屈や理想はいくらでもあって、でも実際に「成し遂げた」ことが仕事なのです。
なので、難関資格でなければ役に立たないと思い込み、長く準備期間を設けるのも生き方ですが、改めて冒頭でも触れたように積極的に活動できる期間は有限なので、自分の人生はどこに意味を持たせるのかを見失わないことです。
サラリーマンなどで3年、弁護士や医師で10年。
簡単に言えば、それぞれの分野で一人前になるまでそれだけの年月は必要です。
1年で転職すると、転職先でまた1から始まります。
つまり、転職が悪いことではありませんが、最初の3年は「サラリーマン」として一人前になることを達成しておくと、転職後は1からではなくなります。
もちろん、何も考えない「3年の勤務」が大切なのではありません。
人によっては、その業界の作業を、組織としての運営を、経営者としての経験をと、異なるでしょう。
作業手順を身につけるとは、機械や道具の扱い方をマスターすることばかりではなく、どこに大変さがあって苦労しているのかという「業界特有の課題」にも気がつくでしょう。
つまり、その会社を離れた時に、未経験の時はどんな会社なのか全く分からなかった人も、「あの作業はどう処理する会社なのだろうか?」と別の会社を探す時に新たな指標ができます。
また、その課題を簡単に克服できるツールを開発できれば、それを軸に会社を起こすことだって見えて来ます。
でも大丈夫!
さも分かった風なことを書かせてもらいましたが、時間はある意味で止まることなく過ぎて行きます。
どんなに悩んでも悩まなくても、同じ時間を過ごした人生ということに変わりありません。
だったら、いろんな立場や世代の人と交流し、楽しく生きる方法を探すことです。
海外が気になるなら、それを目的に資金を貯めて働くというのも悪い選択ではないと思います。
なぜなら、活動できる期間が終わってしまうと、どんな人も自分の足で5キロも10キロも歩いて移動できなくなって、段々と変化のない毎日を過ごすようになります。
「何かしたい!」と思ってもできなくなるので、できる時にこそやってみた方がいいと思います。