今までは…
こみちは今まで、熱心に運動に親しんだ記憶がありません。
インドア派ということもありませんが、アウトドア派とも言えません。
ただ、1年くらい前からランニングを日常生活に取り入れ、どう走れば効率的なランニングになるのか、日々の運動を通じて発見したり、工夫したりしています。
一方で、大相撲は昨年末から見始めたのですが、やっと人気力士の名前と顔が一致するくらいの初心者ですが、彼らの取り組みを見ているといろいろ楽しめます。
ど素人のこみちが解説するというのも変ですが、向き合った状態から相撲は始まり、互いにぶつかり合う所から駆け引きが始まります。
真っ直ぐに力強く押して行く力士もいれば、相手力士の「まわし」を掴んで投げを試みる力士もいます。
面白いなと思ったのは、他のスポーツのように「スタート」がある訳ではなく、向かい合った力士同士が「間を合わせて」始めます。
なので、向き合ってからも座るタイミングもそうですが、自分自身の手順があって、相手の間に合わせまいとする心理戦があります。
重要な取り組みで、いつもは冷静に振る舞う力士が、焦って立ち上がったりすると、「もしかして緊張しているのか?」と気付かされたりします。
少しでも自分のタイミングで始めたいので、焦る気持ちもよく分かりますが、精神を乱すと勝ちには見放されます。
どんな力士も自身の部屋では大変努力されていることでしょう。
でも、実際に取り組みが始まれば、成績として結果が出ます。
「たくさん努力したのに」ということを評価する世界ではなく、勝たなければ認めてはもらえません。
力士の姿を見ていると、体が大きくていかにも強そうな力士に、小柄な力士が果敢に攻めて勝つこともあれば、体重差で吹き飛ばされてしまうこともあります。
また、強い力士だと思っていたら、もっと強い力士が現れて、取り組みでは圧倒的な力の差を見せつけることもあります。
あんなに強いと思ったのにと驚くのですが、上には上がいて、だからこそ練習ではいろんな課題に取り組み、力をつけるのでしょう。
大相撲が楽しいなと感じるのは、力士たちの真剣な姿はもちろんですが、勇気や期待を背負い頑張ってくれる姿に自分自身を重ね合わせられるからでしょう。
勝った時は嬉しいですが、負けて残念に思う反面、次の場所で力を付けていたりして、応援するのがとても楽しいのです。
勝ち負けだけでなく、力士の姿を見ているだけでも楽しいのでオススメですよ。