介護福祉士という資格試験に向けて

 介護福祉士という資格試験に向けて

割と勉強すれば、合格できる試験とも言える介護福祉士の資格試験。

ただ受験資格として、現役の介護士が介護施設などで3年以上の勤務が条件となり、一般的には勤務しながら受験を迎えます。

流石に試験の前日に夜勤明けという受験生は少ないと思いますが、時間的にしっかりと準備してということができない部分もこの試験の難しいところでしょう。

最初から最後まで、それなりに時間を掛けて長期的に準備すれば、かなりの確率で合格できます。

しかし、資格試験なので、合格か否かが大きな差であり、あと1点というところをしっかりとミスしないようにしたいもの。

さらに勤務しながら、日々の雑務をしながら、限られた時間で最大の効果が期待できる勉強を目指したいはずです。

実際に合格したこみちが、もしももう一度年明けに控える試験に今から勉強するとしたら、最初にすることは「過去問を解いてみる」ことです。

ポイントは125問という問題量と、それを午前と午後に分けて、しかも午前の試験はそこで完結し、午後に手直しできないので、いかに午前の部で手応えを感じられるかということ。

こみちの場合、午前の部で自信がなかったので、午後はとても不安なまま試験を続けました。

意外と確実に正解できたという印象が薄く、6割以上で合格と考えた時に、5割くらいから7割くらいというような曖昧さで、午後でもしっかりと得点しなければいけないというプレッシャーがありました。

つまり、先ずは絶対に知っている問題は確実に得点すること。

確実ではないけれど、二択まで絞れるなら、先ずはどちらかをマークして、時間があれば後でもう一度考えてみるにしましょう。

というのも、一問に掛けられる解答時間はそんなに長くなくて、一問に10分も掛けてしまうと、他の問題を考えられなくなります。

なので、どんなに考えても正解に辿り着けないと思った問題は、勘でもいいので先ず一回マークして、考えたら正解できそうな問題に時間を使いましょう。

過去問を理想としては5年分。できたら3年分くらいは解いてみましょう。

6割以上という基準で、先ずは得意な分野と苦手な分野が何年分かの過去問を解いてみることで分かります。

加えて、暗記や覚えていればできそうな、手順や数値的な内容はテキストでしっかりと見返し、100時間勉強してもあまり使えそうにない効果が薄い分野は思い切って飛ばしてしまうか、表面的にサラッと勉強しておきましょう。

実際に介護施設で働いている人なら、日々の業務から判断できる分野も多く、そこではしっかりと得点しましょう。

ただ、介助の仕方や杖、車いすの扱いなどは、思い込みで名称や扱いを間違えて覚えていることもあるので、テキストでもう一度見直しておくと安心です。

喀痰吸引の手順や用具の準備などは、名称や数値を覚えておかないと試験会場で考えてもその解答に確信が持てません。

試験日が迫ってからも見ていて損はない分野でもあります。

こみちの場合、午前中の部で何点くらい狙いたいか調べておいて、試験中も状況を知る目安にしました。

そうすることで、午後はどれくらい余裕があるとか、落ち着いて臨めると落ち着けました。

ただそうは言っても、試験まで体調を整えることと忘れ物をしないなど、少しでも試験に安心して取り組めるように準備しておくことも大切です。