『月の商人』を読みました!

 「月の商人」を読んで

今、副業が当たり前になり、個人がいくつもの顔を持つことを強いられます。

「私は〇〇です!」

社会人であれば、職種や会社名を名乗ることで、自分は何者なのかを簡単に伝えられたでしょう。

「副業が当たり前になる」とは、全ての人が「商人」になる訳です。

「月の商人」は、正に今の時代に欠かせない一冊かもしれません。

読んでみて、とても良かったと思うのは、ロジックの話ではなく、実際の商人が何をどう考えているのかを知るキッカケになったこと。

80円で仕入れて、100円で売れば20円の利益が出る。

これはつまりロジカルな話です。

だから、儲けるためにはと考えた時に、安く仕入れるとか、たくさん販売する方法を気にしてしまいます。

しかし、「月の商人」ではそんな話にはなりません。

ここで簡単な答えを紹介するよりも、実際に手に取り読んで欲しいのですが、当たり前のことを当たり前に書いてくれています。

「それだけ?」

と思う人もいるでしょうが、読み進めるに従って、作者が伝えたい意図を段々と知り、軌道修正してくれます。

この当たり前過ぎることを見失ってしまうと、そのあとにどれだけ頑張っても「月の商人」にはなれません。

実はもう一冊、「星の商人」という同じ作家の本も読みましたが、今のタイミングで出会えてよかったです。

気になる方はぜひ一度手に取って読んでみてくださいね。

きっと、「もしかして…」と停滞している現状を打破できるキッカケに気づくかもしれませんよ。