「離婚」するもしないも私が決める!?
こみちが、日常生活のことで両親に対する愚痴を妻に話そうとしたら、妻が「ハァ〜」と大きなため息をつきました。
「嫌だよね?」
蓄積されるストレスをどう発散させればいいのかと、いつものように妻に愚痴ろうとしたのです。
「気持ちは分かるけど…。もう言っても意味がないよ」と。
そのあと、妻が離婚しない理由を教えてくれました。
簡単に言えば、こみちや両親との暮らしに明るい未来などないと思っているそうです。
むしろ介護が本格的になれば、困難しかないだろうと。
さらに、今の両親を見て、生活を改善させることも期待できないし、こみちに関しても何も期待していないと。
じゃあ、なぜ別れないのでしょうか。
理由はないです。ただ、自分の幸せだけを考えたら、離婚して独身に戻った方がいいとも。
だから、離婚したくなったり、完全にこみちに愛想を尽かしたらタイミングを問わずに申告すると。
それまでは今の生活を続けるし、こみちを含めて誰からも何も言われたくないそうです。
ここに居たければいるし、いたくないと思えば去って行く。
経済力もあるし、仕事にも恵まれている。
妻はこみちや両親とは違って、未来がある人。
それを単純に認めたくはないけど、でも現段階ではそれが一番正確な評価でしょう。
妻の話を聞いて、こみちが両親の介護や夫婦として妻をどう幸せにできるのかということです。
いきなり、三くだり半を告げられるかもしれませんが、それを理解しながら生きて行こうと思います。
いくらかつては愛情があったとしても、互いに年齢を重ねていろいろと変わって、若い頃とは違って見えても仕方ないでしょう。