趣味だったとしても行き着く先は…という話

 ランニングを始めて3ヶ月

ほぼ毎日、距離こそバラバラながらランニングを生活の中に取り入れた。

普段走らない人には馴染みが薄いかも知れないが、ランニングをされる方であれば1キロをどれくらいの時間で走れるのか?」つまり「キロ何分?」という言葉が頻繁に使われる。

始めた当時は、だいたいキロ9分とか8分。

そこから少しずつ体が慣れて、キロ5分ペースでも走れるようになった。

1000メートルを5分だから、50メートルを15秒くらいで走っていることになる。

中高年の50メートルが、運動に馴染みがない人で8秒、9秒とするなら、キロ5分というスピードは割と練習次第で到達可能な目標だ。

しかし、youtube などを見ていると、キロ4分や3分30秒という目標を目指している方もいて、彼らの多くはフルマラソンで4時間や3時間以内を目指していたりする。

どこかで聞いた話では、趣味としてランニングされる方で4時間以内でフルマラソンを走り切れたら、上位30%くらいに入るそうだ。

もちろんこみちの実力はそんな所にはなくて、全体の90%とか95%をウロウロしている。

ビジネスとして考えると

「仕事探し」という視点で考えると、走ることでどんなメリットを与えられるのかが問われる。

中高年になって意識する健康管理にランニングの良さを結びつけるのだ。

別の言い方をするなら、走ることを理解し、資金提供してくれるような環境はどうしたら見つけられるだろう。

トップアスリートのようにスポンサーになってくれそうな会社を見つけることが現実的にできるだろうか。

例えばyoutubeを見ると、トップアスリートはファン向けに、トップアマチュアの方は市民ランナー向けにトレーニング方法などを紹介している。

キロ5分で走る方法とか、キロ4分で疲れない走り方など、市民ランナーが求める内容に合わせて、いろんなコンテンツがたくさん公開されている。

視点を変えると、トップアスリートが企業スポンサーを獲得し、競技に専念できる環境を作るように、トップアマチュアはレクチャーを武器に、魅力あるコンテンツ作りで広告収入を目指している。

自身のポテンシャルを客観的に理解し、市場のニーズに合わせてサービスを提供するという流れはランニング業界にも存在する。

では、平凡なランナーが稼ぐことはできないのだろうか。

それこそが中高年の仕事探しに思うポイントだろう。

中高年の仕事探し

「できないこと」を武器にしてみるのも方法だ。

上手いということでレクチャーするのではなく、下手から始めて成長する過程を共有するのだ。

何もランニングだけではなくて、初めての転職活動や料理など、なんでも構わない。

むしろ、それを探している人がどれくらいいるのかという部分だけが問題になるだろう。

残念な話をするなら、中高年になって若い人に勝てることは少ない。

未経験の業界であるなら、なおさらだろう。

つまり、正攻法で勝機を見出そうとしても、自身の努力が客観的に評価されるレベルにはなかなか到達しない。

だからこその逆転の発想で、「40歳からの」「60歳にもできる」というような年齢的な要素を前面に出して、その頑張りを共有してもらうような方法がおすすめだ。