昼過ぎまでは問題なかったのに
父親が夕方頃になって体調を崩してしまいました。
最近は減りましたが、同じ姿勢でいると肩が凝り、それから頭痛や吐き気というパターンがよく起こっていました。
単純に一日中同じ姿勢でテレビを見続ければ誰だって起こり得る肩凝りなので、久々だなぁと思ったりもします。
ただ、昨日は関東圏も猛暑日で、リビングにはエアコンもありますが、扇風機はまだ出していません。
日中、窓を開けて風を通していたはずですが、2階が30度を超える時でも1階はもう少し低くて28度台でした。
絶対に熱中症にならないということではありませんが、めまいや頭痛の症状もテレビの見過ぎや運動不足なども関係しているでしょう。
深夜、一人で起きて来たのか、父親のコップが増えていたので、どこかのタイミングで起きて来られたのでしょう。
ただ、体調不良を訴えた父親がいた時に、母親が妻に向かって「大丈夫だろうか? 病院に行った方がいいだろうか?」と尋ねていたのが気になりました。
「そんなに心配なら、お父さんに聞いてみたらいかがですか?」
妻の言葉は正論です。
父親の意見を無視して、周りで心配しても意味がありません。
意識もありますし、吐きがあると訴えていましたが、実際には嘔吐などもありません。
父親の性格を考えると、周りで過剰に心配すると、余計にわがままになりそうです。
事実、父親は何度も母親の携帯に電話を掛けて、アレしてコレしてと訴えます。
これが寝たきりの介護になったら、どれだけ大変なのかと心配になる状況でした。
母親は心配症というか、話を大きくしがちで、特に父親のことになると余計に騒ぐ傾向があります。
「血圧とかはどうなの?」
「どうだろう?」
と答える母親。
母親の意見ではなく、「お父さんに聞いて来る」と言って、血圧計を持って行けばいいのにと思うのです。
心配している割に、行動には移さないというか、誰かを巻き込もうとする傾向があって、それこそ介護の程度が増したときに、母親も些細なことをずっと口にしそうなタイプです。
「ごめん、コップの位置、少し手前にしてくれない?」
手を伸ばせば自分でもできそうなことを、わざわざそうやって他人を呼びつけるようなところ。
父親にもありますが、母親も同じタイプです。
例えば父親は毎晩、洗い物をするこみちを煽って、湯を沸かします。
本人は煽っているつもりなどないのでしょうが、こみちにすればソワソワしている様子に気づくので、「待たせている」という心境にもなって落ち着きません。
実際に、洗い物を終えてキッチンが離れると、30秒後には湯を沸かす始めます。
こみちにすれば「そんなに急ぐこと?」と思う状況で、毎回とても嫌な気持ちになります。
以前はまだ洗っている途中で、「水を汲ませてくれ!」といわれて、揉めたこともありました。
「落ち着かないから後にして。じゃなかったら、洗い物までしてくれない?」と。
なんでこうなっているのか、洗い物もこみちたち夫婦だけではなく、父親たちの食器まで最後に片付けるのがこみちの役になっていて、父親は「湯を沸かすこと」の担当になっています。
とは言え、そんな湯を沸かすも、気分次第なので、やりたくないない時は簡単にサボります。
今回もそうで、自分は病人だと思ったら、役割や役目などすぐに無視してしまいます。
肩凝りや寒気があっても、朝食や弁当作りを無理してしているこみちの気持ちなど、父親が感じることはありません。
その辺のズボラさや自分だけ得したいというスタンスが、父親には強くて、甘えられた時にうざったい気持ちになってしまいます。
もしも湯を沸かそうと起きて来たら、「いいよ寝てたら?」と言うでしょう。
でも最初から助けてもらうこと前提なので、そんな父親や母親の態度に寄り添えません。
介護士時代、こみちはかなり甘い方のスタッフでした。
トイレに行きたいと訴えられたら、やっぱり無理してでも対応しようと頑張った方です。
でも両親になるとそうではありません。
なぜなら、遠慮がないからです。
根本的に依存体質なので、少し許すと節度なく甘え来ます。
「少しは自分でしな!」と言うまで、繰り返し訴え続けます。
今回の一件で、今後の介護がさらに不安になりました。
母親の介護が先になっても、父親が先になっても、どちらにしても大変なことに変わりありません。
自分から介護施設に入ると言ってくれるならまだしもですが、介護する側の負担など考えずに、ずっと在宅介護を希望し続けそうで、今から既に気持ちが落ちそうです。