年収1000万円以上のサラリーマンだとしても
月収で80万円以上、さらに夏冬のボーナスも合わせたら、きっと年収1000万円を超えるサラリーマンでしょう。
もう少し具体的な数字を使うと、1日の利益が3万円以上は稼いでいる仕事でなけれ、難しい収入です。
Wordを使って、書類作成をする仕事を考えた時に、その操作方法も初級から中級、上級とありますが、現場目線が強くなり過ぎると上達することを仕事として考え、その書類作成でどれだけの利益を生み出せているのかを考えなくなってしまいます。
つまり、もう少し給料が高かったらと思うなら、その希望額の3倍の利益を会社に貢献できれば、「もう少し給料を上げてもらえませんか?」という話スムーズです。
ということは、職場での働き方がより制限されるアルバイトやパート雇用の場合、時間的な融通が正社員よりも有利なメリットは、当然ですが利益を上げるチャンスという意味では不利にもなりやすい傾向に。
つまり、明確にこの作業で貢献するできるという方法が確立していない段階では、社会人経験を広げる意味でも正社員として働くメリットはあるはずです。
「これだけ」とあらかじめ決められた作業しかしない働き方は、覚えてしまえば楽ですが、それ以上の発展性には乏しいので、結果的に報酬額が倍増する要素も少なくなってしまいます。
冒頭で年収1000万円のサラリーマンという話を持ち出しましたが、以前であれば大卒で有名な大手企業に入り、役職付きの30代を迎えられたら、それこそ到達不可能な話ではなかったはずです。
逆算的に言えば、それだけ各業界で筆頭に挙げられるような大企業に入れる学歴を得ることは、将来を約束される近道だったとも言えます。
「勉強は好きですか?」
好きか嫌いかではなく、ここで結果(有名な大学に合格する)を残せたら、それだけその後の人生をより明るいものにできたということです。
「だから、今は勉強した方がいい」というのが、社会人になってそのレールから外れてから気づいても難しく、もしかすると後からでは数倍の努力や運がないと同じ結果にはできないのかもしれません。
だからこそ、まだ学生の時に、「なぜ勉強するのか?」という理由を知っていたら、「勉強は好きですか?」という好き嫌いの話ではなくなったでしょう。
扱うものは業界によって様々だと思いますが、例えば年収1000万円のサラリーマンが1日あたり3万円稼いでいるなら、会社には10万円以上の利益を貢献しているはず。
8時間労働なら、1時間あたり10000円以上を稼げなければいけません。
つまり、ある店で一個500円の弁当を販売していて、一つ売れると100円の利益が見込めるとしましょう。
それで10000円を稼ぐには、1時間で100個売らなければいけません。
と考えた時に、一人で100個を捌けるだろうかという疑問が生まれます。
1個買う客が100人来てくれるよりも、10個単位で10人の客の方が接客は楽ですし、100個単位で納品することになっていたら、約束の時間に合わせて動けばいいので、より現実味があります。
あとは注目してもらえるメニューを考えるという流れでしょう。
ここでポイントは、本当に年収1000万円以上目指すのかということ。
それだけ高い目標を掲げるなら、自ずと利益を生み出せる仕事も限定されるからです。
個人では難しいとなれば、人を雇うことにもなります。
そうなると、結果として同じサラリーマンでも企業内で起業しているような立場になり、その働き方は個人事業主や会社の経営者と同じ目線になっているはずです。
つまり生涯の仕事を見つけたいなら、どれくらい利益が見込める仕事を探し、それができるための知識や技術を段階的に身につけることです。
もっと言えば、「自分に何ができるだろう?」と考える前に、「どんな方法で世間では稼いでいるのか?」を知ることです。
今までそんな風にいろんな職業や職種を調べて思ったのは、どの仕事でも簡単に稼ぐことはできません。
楽で稼げると思えるのは、それなりのデメリットがあるからです。
健康被害や事故の危険性などがより高けれれば、それだけ報酬も高目に設定されるでしょうし、専門性や独自性が高いとその希少性が認められて高額な報酬にも繋がります。
しかし、大半の仕事はその作業そのものでは利益を生み出せていません。
つまり、Wordで書類作成するという作業そのものが重要なのではなく、職場での意味や理由が見出せた時に初めて価値になるということ。
色カラフルな仕上げにするために、プラス1時間を使うのはあまり有効な働き方ではありませんし、今の立場や職場を失ったら、その後苦労する可能性もあります。
そうならないように、自分なりの仕事を見つけ、確立させることができると、それが自分を助けてくれる生涯の仕事になるでしょう。