気力と体力があるうちに到達したい景色の話

 若い頃とは違って

年を重ねれば、誰だって歩みが鈍くなる。

時に瞬時の判断を間違えてしまうこともあるだろう。

だから、若い頃と同じペースで、感覚では進めない。

じゃあどうすればいいのか。

それは、影響が大きくなる重要なポイントほど、絶対に間違えないことだ。

つまり、全部をそれなりに頑張るのではなく、気づいたことの中でも、どれが大切なのかと見極めよう。

中高年にとっての逆転劇とは?

偶然が重なって、もしかすると宝くじの一等に当たるかもしれません。

でも何も準備していないのに、そんなラッキーがあったなら、望まないことが降りかかる可能性だってあるはずです。

つまり、逆転劇も、その全部が偶然だけの話なら、やっぱり一時的に良かったことでも、長く考えればその後はしっかりと自身の立ち振る舞いを見直すべきでしょう。

こみち自身、確かに逆転劇を望んでいて、今の生活から抜け出したいと思っています。

でもそれは大金持ちになるというようなことではなくて、働かないで毎日遊んで暮らせるということでもなくて、自分が望む仕事をして役に立って暮らしたいだけです。

そんな風に考えた時に、こみちの場合はイラストをベースにできることを組み合わせて、何か意味あるものにすることで評価されるようになることではないかと行きつきました。

それが逆転劇だと言われたら、そうかもしれません。

でも、もうそこしか前に進める可能性がないようにも思えます。

昨日、取引先の社長から声を掛けてもらい、仕事をもらえるかもしれません。

以前なら直ぐにでも喜んでいた話ですが、正直なところ、生活費のために請けるかどうかを考えるのであって、未来を考えた時に必須かというとそうではありません。

否定しているのではなくて、もう気力と体力が続く時期が長くはなくて、だからこそある程度の形まで作りあげたいと思っているのです。

少し愚痴

父親なのか母親なのか、フライパンを買って来ました。

今までよりもワンサイズ大きなもので、しかも今まで使っていたフライパンと一緒にコンロに重ねて置いてあります。

物を片付ける時、無理に重ねて見た目の体積を小さくしても、頻繁に使う物ほどそうはいきません。

フライパンを使おうと思ったら、結局は重なったフライパンをどこかに置いてからでないと使えないのです。

つまり、使う度に不要なフライパンをどこかに置くという手間がこのままではずっと続いてしまいます。

逆転劇のところでも触れましたが、中高年になるとどうしても瞬発力はなくて、今までしていないことをどんどんと増やしてしまうと、前に進む力は低下します。

ということは、もったいないと思っても、古いフライパンは捨てなければいけません。

そして、今まで使っていた蓋との関係では、安易にサイズを変えてもいけません。

結局、そこの判断をミスってしまうと、使えないフライパンを蓋のために残すことになり、新しいフライパンと併用させ、またキッチン周りが乱雑になってしまうのです。

「買い間違えた」とか、「良いと思って買って来たのに!」と言われてしまうかもしれませんが、このようなミスはしてしまうと、後でどんなに頑張ってもそれはミスのカバーでしかなく、前に進むことにはなっていないのです。

「頑張った」を意味あるものにしたい

結局、頑張ることは必要なのですが、あれもこれも頑張れる力が失せてくる中高年になると、もう大切なことだけを絞って、時にはもったいないなと思う時でも、抱えきれないことは置いて進むしかないのです。

タイムアウトで何もかも無駄になってしまうよりも、1つでも2つでもゴールまで届けることが重要です。

欲を捨てて、恥を晒しても、前に進むというためには覚悟しなければいけません。

いつも頑張ってくれている妻に、自分のわがままを伝えるのは躊躇いますが、もしも成功するために不可欠なことなら、そんな話を正直に話して、理解してもらう必要があるでしょう。

頑張りを推進力に繋げたいのです。