仕事探しの中心にあるもの
言われたことをするだけの仕事ぶりはもう評価されない。
ある意味で、限られたことだけを繰り返す働き方は、近年開発が進む人工知能の強みとも被る。
消え行く仕事としてどんな業種が該当するのか悩むよりも、今の仕事を自分で分析した時に、工夫や改善があるからこそ意味がある。
スタートボタンを押し、しばらくして希望する商品が製造されたとしても、その準備や検査といった周辺の作業はまだまだ人の手が必要だ。
それこそ、仕事をサボる職員に、機械から「〇〇さん、真面目にしてください」と指摘される時代になれば、もしかすると準備を機械が行い、人間がそれを使って仕事をするという逆転現象が起こるのかもしれない。
でも今はまだそうではないだろうから、人が常により良くなる工夫をすることが、仕事の中心となるだろう。
「本気で遊ぶ」のは難しい!?
例えば、ドライブをしようと思って、いきなり車に乗り込んで行き先を何となく決めることがあるだろう。
道に詳しい人なら、山や海、美味しいものなど、運転しながら行き先を決められるかもしれない。
でも、急に決めたドライブで、どこに行けば良いのか分からないと、道をただただ走るだけのドライブにもなってしまう。
それはそれで本人は不満ではなくても、誰か一緒に行った人も同じ気持ちとは限らない。
同じ車で走るということでも、どこにポイントを作り、何を目的とするのかで、印象が変わるように、例えば仕事でも遊びでも、本気で楽しめることがこれから特に大切になる。
仕事探しの前に自分の趣味を見直してみる!?
何をしている時が楽しいだろうか。
もっといえば、何をどうしていると時間も忘れて没頭できるだろう。
そんな経験があると、仕事にもきっと活かせるし、興味や面白さを細かく分割できれば、仕事にも転用可能なことが見つかる。
その意味では、誰かに言われたことだけをしているタイプは、いつも受け身になりやすく、仕事ぶりの評価も機械同様に、数値化されやすく評価が上がらない。
特に中高年にとって、若い人と同じペースではキツいことも多いから、結果的に評価されない流れに進む。
そうならためには、自分から作り出す意識を持って、試行錯誤することだろう。
仮に結果が出なくても、その意識を持つかどうかで、これから働き時にチャンスも違うはずだ。