「ものづくり」の本質って何だろうという話

 例えば…

今、こみちはジョギングにハマっています。

1キロ走るのも辛い時期を経て、3キロでは少し物足りなく、10キロくらい走ると清々しく、でも20キロになると次の日に疲れが残ります。

「健康」という視点では、足腰の強化が将来的な介護を遅らせられると思いますし、心肺機能の向上も健康的な生活を続けられる一因になるはずです。

つまり、散歩やジョギングの習慣が中高年にとっていろんな効果を提供するのではないかということが想像できるでしょう。

スマートウオッチに興味を持って

時計が時刻を知るために道具だとすると、スマートウオッチは「時刻」を最優先に作られてはいません。

例えば、GarminというアメリカのメーカーはGPSという、位置情報を調べる商品の開発で知られています。

そして、Garminによって作られたスマートウオッチでも、ビルが林立し測位が困難になる場所や木々の茂った山奥などであっても、どれだけ正確に居場所をキープし続けられるかをウリにしています。

さらに、Polarというフィンランドのメーカーは心拍数を調べる医療機器を得意としているブランドです。

心拍数とは、心臓のバクバクと動く回数ですが、聞くところによると起きている時は微妙にそのタイミングがズレると言います。

逆に一定になるのは、疲労感や副交感神経が優位になる状況を示します。

だとすると、24時間連続して計測するスマートウオッチでは、その人のライフスタイルにおける活動時期と休息時期を調べたり、通常の心拍数に対してどれだけ差があるのかを知ることで、ストレス度合いや効果的な運動強度などへと広げられます。

ランニングをする人たちから、両メーカーが支持されるのは、測位や心拍など、ベースとなる強みがあって、それを起点に市場ニーズへと具体的な製品づくりを行ったからと言えるでしょう。

スマートウオッチをどう選べば良いのか?

例えば、こみちはスマートウオッチ(正確にはスマートバンド)を7000円という価格で購入しました。

心拍数もちろん、ストレス度合いや運動強度など、ジョギングを楽しみ、さらに健康への興味を持ちような項目が調べられる商品です。

しかし、しっかりと商品を観察すると、心拍数を計測するセンサーは1つしかありません。

測位に欠かせないGPSもスマホと連携させることで補います。

つまり、初めてスマートウオッチを使ってみたいという初心者やライトユーザーを対象とした商品です。

一方で、例えばGPSで測位する場合、地球の周りを回る人工衛星を見つけて、そこからの電波を捉える時間差で距離を割り出すみたいですが、人工衛星までの距離を考えても、1メートル単位で測位できるというのは現実的に難しいことが想像できます。

というのも、随分前になりますが、ハンディータイプのGPS計測器を持っていて、感覚的には良くて10メートル単位でした。

つまり、1000メートルの距離を走って、1010メートルと表示されたらもの凄く正確で、1050メートルくらいは許容範囲、1100メートルでも仕方ないレベルだと思います。

ちなみに、GPS機能を持たないスマートバンドで、スマホとの連携を遮断し、搭載した速度センサーなどだけで計測すると誤差は2割くらいで、1000メートルの距離を1200メートルと表示するくらいです。

「今日は10キロ走ったぞ!」と個人的に満足するだけなら、2割の誤差も大きな問題ではありません。

それよりも、走った距離を数値として知ることで、また明日も走ろうと思える方が価値になるでしょう。

しかし、1キロを何分くらいで走れているのかを気になる時期が訪れます。

別にマラソン大会に出場しなくても、興味を持つと雑誌などでトレーニング方法などが紹介されていて、その中でも「キロ何分」という表記が多いからです。

「まぁ、2割くらいの誤差は構わない」と思えば、1万円以下の価格帯でも十分に使えます。

そして、より正確なニーズを求めると、Garminやpolarのようなメーカーの商品に人気が集まるのでしょう。

つまり、「ランニング向けのスマートウオッチを生産しよう!」ということから発想しても、少し深掘りするとすぐにトップブランドには及ばないことが分かります。

理由はそのベースとなる強みを持っていないからです。

個人が活躍する時も同じで、それこそ何でもいいので、「強み」を探すことがとにかく重要だと気づきます。

それを起点に考えることで、他者にはできないことを提案できるからです。