なぜ「努力が報われないのか?」を浅く掘り下げてみた!

 我慢をして「努力している」のに

自分だけが不幸に思えることがないだろうか。

個人的な意見を言うなら、必要不可欠なことを全て行うと、「幸せ」を感じることはほとんどできない。

分かりやすくお金で説明すると、例えば月収30万円の人でも、社会保険などで数万円、家賃や食費でも数万円、家族がいれば教育費などでも出費がある。

でもこれらの金額は毎月必要なもので、普通は省くことができない。

残った金額が10万円で、そのお金をどう使うのか次第で、1年後の自分が決まる。

時代が資格取得だと思って、人気の高い資格の勉強にテキストなどを購入することもあるだろう。

子どもには、将来を考えて学習塾や習い事も経験させたいと思うだろう。

趣味にも使いたいし、家族旅行や外食もしたい。

じゃ、貯金に幾ら回せるだろうか。

余暇を切り捨てて、必要不可欠な経費以外は何もしないで、ひたすら貯金をしてもいい。

家族に何かあったら、その蓄えが役に立つ。

車がなくても、マイホームがなくても、それを自身で選択したと思れば、意外と気持ちは落ち込まないものだ。

むしろ、できると分かっているのに、できない時の方がストレスになってしまう。

結婚し、子育てをしていると、ちょっとした出費はつきものだ。

お菓子を食べたいと言うし、欲しいものができたと言い出す。

買うも買わないも個人の選択ではあるが、それこそストイックに生きることの意味や価値に迷いが出ると、家族の関係もギクシャクしてしまう。

例えば、こみち家の場合、母親が気を利かせて惣菜をいつも買ってくる。

一個数百円。月に1万円の食費が消えてしまう。

既に冷えて硬くなったポテトとウインナーのマスタード炒め。

ジャガイモとウインナーがあれば、15分でできる簡単な料理だ。

しかも作り立ては、熱々で美味い。

数百円の出費と得られる幸福感のバランスが取れているだろうか。

母親にすれば、少しでも料理しないで済むと思い、惣菜を買ってしまう。

でも料理するこみちにすれば、汚れたパックを洗って、リサイクル用に準備する方が煩わしい。

お互いにわざわざ我慢してしていることが、誰にとってのメリットにもなっていない典型例だ。

100%の1%

先に挙げた月収30万円の話を続けると、人生を決めるのはその中の数万円の使い方だろう。

例えばFXを始めるとして、資金を1万円からにすると、実際の運用で設定できる損切りの幅は狭い。

為替の変動が大きいと、一瞬で決済されてしまう。

つまり、物事には適正な流れがあって、最低でもこれくらいの余裕がないとできないというがある。

経験則だが、FXで儲けるなら今は少額では難しい。

無理して捻出した数万円で頑張るなら、もっと別の方法があるはずだ。

資格取得という流れなら、無職から始めるなら危険物取扱者の資格でガソリンスタンドの店員になり、その間に大型免許も取得しよう。

そして、両方が取れたら、ガソリンなどの危険物を運搬する配送車の運転士になる。

ガソリンスタンドのスタッフが時間給1000円なら、運転手で1200円を目指そう。

火気厳禁という危険性はあるけれど、他の運転手に比べて、長距離でもなく、荷下ろしも無いので(ホースに繋いだりはあるけれど)、資格を有効に活用しているだろう。

牽引免許まで広げれば、さらに活躍できる場所を増やせる。

無職から始めても、早ければ3年でタンクローリーの運転手になれるのではないだろうか。

ちなみにざっくりと検索したら、月給30万円くらいは狙えて、1日に数件の納品先を巡る流れらしい。

研究所などの大型施設を巡るルートもあって、適正量を納めてサインをもらうだけなので、コツコツタイプには向いている仕事だと思った。

仕事が見つからないとか、努力が報われないと思う時に、例えば一例としてタンクローリーの運転手という目標を掲げて数年間を生きたとしたら、案外と安定した収入とやりがいを感じられるかもしれない。

言い換えると、別に運転手ではなくても良いけれど、努力が適切に評価されて、自身の身の回りを豊かにしてくれるなら、何でも方法がいいだろう。

つまり、こみちのように「イラストを描くのが好きだ!」と言っても、その努力は簡単に評価されたりはしない。

なぜなら、「トレースでしょう?」と勘違いされたら、それまでどんなにデッサンをして画力向上に努めて来たのかも伝わらない。

見てもらえたら分かることでも、大体は人などそこまで注意を払わない。

払うのは、資格試験のような正式の場ばかりだ。

面接時も含まれるだろう。

つまり、評価されたいなら、それに見合った方法を選ばないと努力だけでは前に進めない。

目的や手法が違うからだ。

大卒って何だ?

大企業の本社勤務、医師や薬剤師のような資格を目指す時だ。

医学部や薬学部を卒業していないと国家試験を受けることができないからだ。

弁護士や公認会計士などは、試験ができれば高卒者でも合格できてしまう。

社会保険労務士、税理士などは、実務経験が必要だったり、大卒や単位数の設定があったりする。

それこそFランクと言われる大学だったとしても、そこで人脈を作り、在学中に難関資格に合格できたら、卒業後の活躍は一気に変化するだろう。

ガソリンスタンドのスタッフからタンクローリーの運転手に進むように、税理士の有資格者で事務所に入り、事務所経営者になることもできるが、そこからいろんな展開ができる。

そう考えると、大卒資格を得るために4年の学生時代をどう価値あるものと考えるかは、案外、自分次第かもしれない。