第35回介護福祉士試験を受験される方々へ 「悔いのない受験を」

「 合格」を願っています!

ちょうど一年間、こみちも第34回の試験を受けました。

ここまで来たら、大切なのは受験を終えるまでやり切れることだと思います。

そのためには、まず体調を崩さないように、風邪などひかない対策をしましょう。

さらに、受験票や鉛筆、時計、交通費など、絶対に無いと受験に困りそうなものは早めに確認しておきましょう。

個人的には、寒さ対策として携帯カイロ、喉の潤いに飲み物や飴などがあると便利です。

当日の天候によっては、傘や長靴の準備もしておきたいところ。

受験生の中には、前日まで勤務してから当日を迎えるという人もいるでしょう。

早めの準備が、受験の時にやり残した不安を払拭してくれるでしょう。

合格して思う「介護福祉士試験」の目的

こみち自身の考えですが、介護福祉士という資格は、社会の中で暮らしている人たちが不自由を感じる時に支えてあげられる人材育成の一環だと思っています。

つまり、衣食住を柱にして、そこに関わる知識や技術を体系的に答えることが試験の内容です。

ということから思いつくワードは、「介護の今まで」「介護って何?」「介護を必要とする人」「介護保険制度とは」「介護と医療」「介護テクニック」などです。

もしも、これらのワードを耳して、何となくこんなことを意味しているのだろうと思われた方々なら、もう試験は大丈夫でしょう。

少なくとも、こみちが合格できた第34回の試験なら、きっと合格できていたはずです。

一方で、あまりイメージできないなと思った方々は、もう一度、テキストの冒頭にまとめられた「この章で学ぶこと」のような部分を読み返し、介護福祉士になる人に何を求めているのか再確認してみましょう。

例えば「介護の今まで」という部分では、介護が看護から枝分かれする形で誕生しましたが、利用者に必要な支援の中から医療や看護を除いた部分を介護とするなら、介護福祉士は医師や看護師との業務的な連携やサポートの他、健康維持や地域、社会の中で暮らす地域包括支援センターや役所との狭間で必要不可欠な役割を担っていることを知るでしょう。

よく言われるのは、利用者の「自立支援」や「個人の尊重」などのスローガンに対して、介護福祉士としてどのように関わるのかを自身で考えることが大切です。

それこそ、考える項目は多岐にわたり、また簡単に答えが出ないことも多く、それだけ介護という仕事が簡単にプログラムや人工知能などで置き換えることができない仕事だと言うことも気づくでしょう。

「介護認定」がなぜ必要で、誰がどんな形で行うのか。

例えば、自分の親に必要となったら、どこに申請し、どんな流れでどれくらいの期間でできるのか。

そもそも、「介護認定」とは何をすることなのかなど、誰かが必要となった時に具体的なイメージができると、先ずは大筋の部分が理解できるので、介護過程などの分野が得意になるでしょう。

とは言え、試験まで時間が無いので、暗記できることを特に見返しておきましょう。

こみちの時は、過去問で間違えた問題をリストアップし、そこにある選択肢から関連する知識を調べてみたりしました。

また、経管栄養や喀痰吸引などの器具や使い方の流れなど、清潔保持ということを意志して、なぜこれはこの手順なのかなどを再確認しておきましょう。

こみちの経験からすると、過去問で合格点を超えていたら、心配は入りません。

受験日まで、しっかりと健康維持と管理に努めましょう。

あと数点が欲しい人は、実務者研修のテキストをパラパラと眺めてみることです。

これまでに印を付けた言葉や図などを目で追って行くだけでも違うはずです。

10冊くらいあるテキストを全て試験当日に持っていけないので、こみちの場合は自分なりにまとめ直した小冊子を作って、それをタブレットに入れて持参しました。

ここまでの努力が形となるのが、試験です。

持てる力を発揮できるように、最後はいつも通りの生活をして、悔いのないように受験に挑みましょう。

皆が合格して、新たに介護福祉士として活躍されることを願っています。