中高年だからこその資産運用!?
日頃、老化現象を頻繁に感じるようになり、今の仕事なら惰性で続けられても、これから未経験の業界に入るのは気合いも覚悟もこれまで以上に必要です。
こみちが未経験で介護業界に飛び込んだ時、最初に実務者研修という介護の技術や知識を知るカリキュラムを受講したのですが、「これはちょっと自分には合わない」と思ったらもう続けられないことがたくさん起こりました。
つまり、これまでの経験や認識は一旦除外して、「目の前で起こることを疑いなく受け止める」ということをしなければ、6ヶ月に及んだ介護研修を乗り越えることはできなかったでしょう。
しかし、6ヶ月という期間、介護業界では当たり前のことを未経験から学ばなければ、既に出来上がった相互の認識の違いを埋めることはできなかったはずです。
もっと言えば、「自分らしく」とか、「マイペースで」とか、今の自分をまず肯定する意識では、6ヶ月でも学ぶことができないということでした。
ここから言えることは、例えばこれから資産運用の一環としてFXなどをはじめようとするなら、何も勉強しないで始めたとしても、それで思うような結果が出るとは考え難く、むしろさらに背水の陣となって、選択肢を失いかねません。
少し勉強すると、FXというそれぞれの国が発行する通貨を交換して利益に結びつける運用が、安パイではないことを知るでしょう。
その一つが、ポジションを持った入札する人がいれば、決済する人もいて、単純に言えば総取引はプラマイ「0」で、儲かる人がいたなら損する人がいなければいけないのです。
さらに、資産運用としてのFXには、「プロコース」とか「セミプロコース」とか「初心者コース」というような種類はありません。
始めたばかりでも、ベテラントレーダーたちと一緒に取引をするので、チャンスを何度も見逃せばそれだけ利益を得られる確率も低下します。
「数値」から「割合」へ
例えば、FX の魅力を挙げるとするなら、「数値」から「割合」に変化することでしょう。
もう少し別の例え方を用いると、時間給1000円で働く人は、10時間を費やせば1万円を稼げる計算です。
これは「数値」のことで、自身の体力(もっと言えば残された人生)を時間単位で消費させて、報酬を得ていることになります。
つまり、時間給を2000円にできれば2倍稼ぐことができますが、そんなに簡単には時給をアップさせることは難しいでしょう。
一方で、FXなどの資産運用は「割合」です。
10万円を運用する時と、100万円を運用する時では、同じ手法で運用すると、結果が10倍違うことになります。
これが「割合」という意味ですが、運用資金が1万円の時と1億円とでは、1万倍違うことになり、1万円で運用し「1円」の利益を出せたなら、それだけでも1億円では「1万円」になる計算です。
当たり前といえば確かにそうなのですが、1日で通常の日当分くらい稼げるようになった人は、もう職種選びで悩むくらいなら、資産運用に時間を割くのではないでしょうか。
なぜなら、稼ぐという目的だけをみると、同等の金額を手に入れられるからです。
中高年になって、慣れない仕事で苦労することも悪いとは思いません。
しかし、ストレスで精神的に落ち込むくらいなら、この「数値」という働き方のみから「割合」という儲け方もあることを理解すると、気持ちに変化が現れるはずです。
もちろん、FXをはじめとした資産運用は、絶対に儲かるということはなく、それこそ雇用契約を結んで働いた時の方が圧倒的に収益を手に入れられる確率は高くなります。
ただ、中高年になって思うのは、日々感じる記憶力の低下や体力不足など、このままの働き方を継続できない予感も起こります。
何も「FXが熱いですよ!」とおすすめしたいのではなく、「これからどうやって生きていこうか?」と考えた時に資格取得や語学習得などを検討する中で、資産運用という方法もあって、そこにも学ぶがあることを紹介できたらと思いました。
当然ですが、大きな船で荒海に出るのと、小船とではリスクが違います。
先に紹介しましたが、資産運用は初心者コースなどはありません。
大きい船でも小さな船でも、同じ波を受けて進みます。
なので、小さい船なら船なりに、どこなら比較的危なくないのかを知って出港したいものです。
何より、今まで全く興味がなかった人なら、始める始めないではなく、そんな方法もあると分かることで、テレビのニュースや日々の出来事がまた異なる視点で感じられるでしょう。