「利益」はどう作るのか?

 「売値」と「原価」のセオリーって!?

最近では、フリーランスや個人事業主という働き方を選ぶ人も増えているように思う。

積極的に選択したケースと、何らかの事情と重なりなっていたケースがあるだろう。

こみちはサラリーマンも経験したが、今は請負仕事なので、一種のフリーランスになっている。

サラリーマンとフリーランスの大きな違いで思いつくのは、「労災保険」と「雇用保険」があるか無いからだろう。

サラリーマンとして働くと、仕事の開始時間や休日の調整、上司や同僚との人間関係も含まれる。

それが面倒になるという人もいるが、その一方では「労災保険」や「雇用保険」の適用が受けられる。

簡単に紹介するなら、通勤や仕事中に事故やケガを負った場合に「労災保険」が使える。

確か治療なので働けない期間も、一定の割合で給料の何割分かが支給されるものだ。

また「雇用保険」については月々の給料明細に数百円の「雇用保険代」を支払って、細かな条件は他にもあるが一年以上の勤務で、退職した場合に支給される。

ではフリーランスになるとどうか。

労災保険や雇用保険の対象外で、逆に誰かを雇用することになれば「事業者」側として労災保険や雇用保険を勧める立場になる。

自由に働けることがフリーランスや個人事業主の魅力とするなら、そこには「事業主」としての責任や義務も生じるという仕組みなのだ。

つまり、誰かに雇われるという生き方は、いろんな面で制限も受ける代わりに、いろんな面で保護されている。

一方でフリーランスや個人事業主は、それこそ「生きる」こと全てを自己責任で進む存在なのだ。

そこで、年収ベースで比較した時に、「3倍」の差があって同じくらいの扱いになると思う。

つまり、サラリーマンやパートなどで月に20万円稼いでいた人は、フリーランスや個人事業主になったら月の利益60万円くらいが目安のなる。

40万円の差は、労災保険や雇用保険が無い分、自身で貯蓄することになるからだ。

パートからフリーランスへ!?

例えば月に10万円稼いでいた人なら、フリーランスとして30万円を目安に稼ぎたい。

つまり1日1万円の利益を得る計算だ。

フリーランスには働く時間など問われないのが魅力とも言えるが、現実的には毎日1万円の売上げではなく、利益を得るのは簡単では無い。

物を作って販売するような場合、売値の約3割を利益と見込むから、毎日3万円くらいは販売利益をあげたい。

言い方を変えれば、フリーランスや個人事業主になりたいと思う場合、この「毎日3万円」をクリアできる見込みがあるのかがポイントだろう。

かつてこみちはライターとして働いていた経験があるが、1文字1円で請負っても毎日1万文字書かないといけない計算だ。

そう考えると、1時間にどれくらいの文章を書くことになるのかも想像できる。

かなり厳しい条件だと分るだろう。

しかし、マイナス面を探せばどこかしらに不安要素はあって、最終的にはしたいかどうかになってくる。

個人的にはフリーランスとして働くのはいつでもできるから、パートとして働いている間にどれくらいの収入が見込めるのかを予測しながら道を探るのもいいだろう。