どう生きて行くべきか?

 中高年の生き方

少し前から、「勝ち組」「負け組」という言葉を耳にするようになった。

今の時代に「勝ち組」とはどんな生活をしている人たちだろう。

例えば生まれた家系が元々資産家なら、家や車というアイテムが「無い」ということは起こらない。

一方で社会人になり、借家から始まったタイプは長い住宅ローンでも組まなければマイホームを手に入れることはできない。

長いローンを組むとなるとその審査を通るためにも定職に就いていることもポイントだろう。

ではではマイホームを諦め生涯を借家で済ませるとして、自分らしい生き方をどう築いていけば良いだろうか。

趣味や生きがいを持つことが必須になる。

今ではいろんな趣味を楽しむ人がSNS上にもたくさん見つけられるし、彼らのメッセージを受けてさらに新しい気づきを得ることもできる。

1人の人間として生きるだけなら、それだけでも十分だと思うが、結婚や子育て、親の介護を考えると「仕事」や「稼ぎ」にも関心が出て来る。

「親ガチャ」という言葉も聞くが、それこそ親に十分な財産があれば親の介護も問題は限定的だ。

一方で財産が限られていると、自身のマイホームを諦めた理由にも似ているが、「世話」と「お金」の両方が親の介護では問題となる。

実際に両親と一緒に暮らしてみて、彼らが自身の考え方を変えるのは難しく、たとえ間違えた習慣だとしてもそれが「自分らしさ」に組み込まれていたりする。

つまり、介護施設で行うサービスが、多くの方に物足りないという印象になるのは、致し方ない部分もある。

効率的により多くの人を介護施設で担当するには、サービスの質も量との兼ね合いが求められるからだ。

中高年の方々であまり介護に詳しくない人もために紹介しておくと、現行の公的な介護サービスで生涯的に継続できる施設は「特別養護老人ホーム(通称、特養)」と、サービス内容で示されているなら有料老人ホームなどがあるに過ぎない。

つまり、世話をしてくれると言っても、どんな状況を含んでいるのかがポイントで、「生涯を通じて」と謳われていることがポイントとなる。

というのも、介護の程度によって退所させられることがある。

これは生涯を借家で済ませたい人にも問題となるが、中高年になって「詰んでしまう」ことにもなるので注意したい。

どう生きて行けばいいのかと考えると気が滅入る。

でも、「今日をどう生きるか?」だけを考えて一歩ずつ踏み出すしかない。