アイドルファンではないけれど「アイドル」にはこれからの手本が多い!

 中高年のこみちが「アイドル」に思うこと

思春期から二十代、さらに三十代と経て、中高年になって初めて「アイドル」に興味を持った。

理由は「イラスト」を描く相手を探していたから。

右のイラストは元乃木坂46に所属されていた生田絵梨花さんを描いた時の一枚。

正直にいうと、他にも2名のアイドルがいて、その中からその時の雰囲気で彼女を描いた。

それから乃木坂46が東京03と同じYouTube の番組に出演していて、あれこれと視聴していく中で、段々と顔と名前を覚えていった。

そして、「生田絵梨花」というアイドルがどんな人気者だったのかも知り、「あの時に描いた女の子だ!」と分かった。

便利だなぁと思うのは、インターネット、特にYouTube が日常生活に浸透し、「今」だけでなく「過去」までも振り返ることができること。

時間が許す限り、こみちは乃木坂46のメンバーがお笑い芸人のバナナマンと出演している「乃木坂工事中」を観ている。

アイドルの女の子たちは、こみちからすると、娘を超えて孫に近い。

もちろん「可愛い」のはもちろんだけど、「輝いて見える」存在だ。

生田絵梨花さんなどは、歌も上手いしピアノの上手。

カメラが回るとしっかり「演者」として振る舞える。

しかし、新たに加入した新人たちはそれぞれに可愛いけれど、どこかまだ個性は出せていない。

ところが、放送回数を重なる中で「成長」しているアイドルが頭角を現す。

「乃木坂工事中」がバラエティーだから、番組内では「見応え」を求められ、それぞれのメンバーがいろんな挑戦をする。

例えばバンジージャンプとか、変わり種を食べるということもある。

しかしここでいう挑戦とは、「初めての〇〇」ならなんでいい。

それこそ初めて一人で話すシーンを見ていても、緊張して上手く話せない人もいる。

バナナマンの二人が、いい感じで突っ込み、そんな緊張感も笑いにしてくれるのだが、思うに本人としては何が正解なのか、正解がわかってもそれを瞬時に行うことが、どれだけ難しいのかを毎回経験していく。

「裏面白いこともある」!?

「裏面白い」とは、それこそ番組構成上の演出からはずれていても、結果的に見どころになるシーンを指す。

素人やど天然が、状況を理解できずにしてしまったことが、一周回って「面白い」になることだ。

以前なら「おバカキャラ」みたいな意図的な演出で、出来ないことを芸にしていたタレントもいた。

観ている視聴者は、本気で「何だよ、その答え!」とはちゃめちゃぶりに笑えたはずだ。

でも、しばらくするとそんなおバカキャラだったタレントが、急に映画に出たり小説や音楽の分野でいつも見ている顔つきとは違う人になっていたりする。

つまり、最初こそ、素人っぽさがウケても、それだけでは消耗していくことを理解して、次の一手を打つ。

バラエティー番組を楽しみ、カメラの前で弾ける人もいるし、そんな瞬時の要求に応じられない人は持ち前の才能を別の機会に発揮させる。

後から知れば、元アイドルの人がいろんな職種や人生を選び、自分らしさを見つけている。

だからこそ、あれだけ可愛いアイドルなのに、懸命にいろんなことに挑戦して成長する姿を見て、多くのファンが支持するのだろう。

こみちは、生田絵梨花さんのイラストなどをYouTube に掲載しているけれど、チャンネル登録してもらうのは簡単ではないと実感する。

1000人でさえも遠いのに、10万人とか100万人から支持され応援される人になるのは簡単ではない。

何より、それだけ懸命に取り組む姿を見せることができるのかと自問してしまう。

「努力しています」「頑張りました」と、本人が自分で決めるのではなく、見ている周りがどう評価するのかが大切なのだ。

そのポイントを意識すると、「自己満足」にならないようにしたい。

こみちのチャンネルでも、温かいコメントやグッドボタンを押して応援してくれる人がいる。

わざわざ自分の時間を使って、コメントを書いてくれるのだからどれだけありがたいことか。

そして、決まってバッドボタンを押してくれる人もいる。

最初は正直、イラストが気になってもらえなかったんだろうと思っていたが、最近は定期的に挨拶してくれる人という認識になった。

もちろん、「こみちならもっと上手く描けるはずだ」を激励してくれているとも思っているが、いずれにしても時間を割いてくれることに感謝している。

無反応、無関心、無関心ということが、対人関係でもっとも距離を置いた付き合い方だと思う。

わざわざ、何か言ってくれるのは、何か興味や関心を持ってくれているからだろうし、もしかしたらそこから支持してくれる人になってくれるかもしれない。

でも無関心なら、わざわざ近づいてもくれないだろう。

多分、新人としてデビューした多くのアイドルたちは最初横一線でスタートする。

何かに秀でて目立つ人もいれば、多くの中の1人というポジションから始まる人もいる。

そんな中には心折れてアイドルを辞めてしまう人もいるだろう。

でも他の世界に興味を持ち、目指す方向が変わったならそれもありだと思う。

そして、半年、一年とアイドル活動を続け中で、努力している人は誰から声を掛けてもらえるのだろう。

「セリフは無いけど、ドラマに出てみない?」

トップアイドルの人が主演を張る中で、自分に来たのはエキストラのような話。

そこに落ち込む人もいるし、チャンスだと思う人もいる。

「あの子、〇〇グループのアイドルだよ。歴史に詳しいみたいだ」

「じゃあ、担当しているクイズ番組に呼んでみようか」

そんな上手い話があるかもしれない。

「所詮、エキストラみたいな扱いでしょ!?」と考えたら、それでもう何も起こりはしない。

分析力というと、そんな損得勘定に長けた人をイメージするけれど、本当の意味では一歩でも二歩でも前に進めれば何が起こるのかは誰も分からない。

中高年になって言えるのは、20代30代の時に大きなチャンスが何度か巡って来る。

大きな仕事を任されたり、今までとは異なる役回りに抜てきされるようなことだ。

「無理ですできません」といえば、それでことは済む。

でも一回目のチャンスを活かせなかったことにもなる。

こみちにも何度かチャンスが巡って来たけれど、変に考え過ぎて動けずに終わった。

ミスするかもしれない。期待に答えられないかもしれない。

でも、話を持ちかけた人がどうであれ、中高年になると成長しようと頑張っている若い人に無関心を示す人は珍しい存在だ。

「それじゃダメだよ」と言いながらも、心では羨ましいし、自分が同じ年齢の時に同じように一歩を踏み出していたらと思うはずだ。

もちろん手放しで何にでも首を突っ込めばいいと言っているのではない。

しっかりと進みたい方向に向かって、準備をして工夫をして「声が掛からないかなぁ」とチャンスをしっかり掴んで欲しい。

やはり、中高年の失敗と若い人のそれは違うし、中高年の成功は本当にピンポイントだと思う。

どこかでプライドとか、恥をかきたくないと、無駄に格好つけていたら、結局は批判しかできないことになってしまう。

夢が叶いそうな瞬間、人は懸命で真剣に生きている。

そんな時に誰かの批判をしている時間を作るだろうか。

つまり、みんながそれぞれに夢に向かっていたら、良い意味で批判は減るだろう。

経済発展の盛んな国や地域にいる人は、働いていて楽しいだろう。

目標がどんどん達成されて、夢が現実になるのだから。

勢いが陰り、活力を失った社会で成功することは本当に難しい。

しかも一時的な成功ではなく、そこから世界が広がるような一歩は、時代を作るようなスーパースターにしか真似できない。

そんな彼らも最初から全てを持っていたのではなく、誰かとの出会いやきっかけを通じて成功へと進んで行ったはずだ。

やはり、頭で考えるのもいいけれど、その後には行動することも大切だ。