もしも「300万円」があったなら

 もしも「300万円」があったなら

もしも300万円があったとして、今までのローンや借金の返済に回せたら、どれだけ楽でしょうか。

ローン返済に困っていなかったとしても、車を含めたいろんな欲しい物を買うことができるでしょう。

当たり前のこととして、それだけ「300万円」という金額には力があります。

何より、手元に「300万円」があるというだけで、日常生活の安心感が違うと思いませんか。

なぜ「300万円」のお金を貯められないのか?

担保を持たない人に貸し付けるられる金額の相場は50万円でしょう。

言い換えると、「50万円」までなら何か働いている人なら誰でも返済目処が立つ金額ということです。

そう考えると、「300万円」を貯めることが無計画では難しいことが分かります。

毎月一定の収入から、3万円を貯蓄に回すのはなかなか骨が折れることで、さらにある程度まとまった貯金額になると「使える」とか「欲しい物を買おう」という気持ちにもなってしまうでしょう。

計算上、毎月1万円ずつ貯金しても、25年続けないと目指す「300万円」には到達できません。

20歳で始めて45歳になっているほどの期間ですから、人生の大きな目標としてもいいくらいの金額だと分かるでしょう。

為替相場を気にしていますか?

「為替」とは、各国間の貨幣価値を決めた指標です。

「円安」とか「円高」とか耳にします。

「円安」というのは、「円」の価値が下がっている状態。

具体的には海外旅行や留学に掛かるコストが増えるということです。

一方で海外から日本を見た時に、訪れやすく、買い物などもしやすい状況になっているということ。

そして、国内の生産が活発になっていて、売りたいものがどんどん作られる状態なら「円安」は大歓迎ということでしょう。

しかし、円安で海外からの購入者が期待される時に国内の生産が冷えていると、海外旅行もできなければ、物も売れないということになって、ただただ望まない時期迎えます。

そして、ここしばらくは円安が続いていて、言うなら「売り時」、つまり今までの成果を発揮する時になっています。

そのタイミングで、例えば「貯蓄」を始めるという行為は、かなり大変だと気付きます。

なぜなら、経済が活発になっているなら我々の給料などにも反映されますが、望まないタイミングでの「円安」を迎えてまうと、「我慢する」時期になるからです。

そこから、人口の減少や出生率、子育て支援など、中長期的に取り組む課題が手薄になると、「円安」が痛手になりやすいのは当然でしょう。

個人の貯蓄意識も大切ですが、世界経済との兼ね合いが後ろ盾になり、大きく影響してくることも理解できそうです。

つまり、時期としては「今から貯金する」というタイミングではないのでしょう。

もしも300万円があったらどうすれば良いでしょうか?

「円安」という状況からも分かるとおり、今は「買う」時期ではありません。

むしろ準備したものを発揮して、売り込む時期です。

しかも円安を意識するなら、国内需要よりも海外からのニーズに答える取り組みが必須です。

例えば米農家も、国内需要ではなく、海外への販路を開拓することで勝算が見えるかもしれません。

そんな意識を持ち人は、海外へのビジネス経験者を求めるでしょう。

そこから連想するのは、外国語の習得や渡航歴からくる海外での経験です。

つまり、円安基調が続く中で、国内需要だけを意識した経済活動や就労では苦戦することも出てきます。

300万円のお金で、国内で販売されている「商品を手に入れる」というのは、タイミングとしては理想的とは言えません。

グローバル化されるというのは、日本国内で働く人も海外の動向を意識して、生活することが求められます。

国内だけなら問題にならなかったことも、グローバルな視点では不適切になることもあるからです。

そう考えると、流れとしては今から国内向けの営業や店舗経営を始めなら綿密な準備が欠かせないでしょう。

300万円を活用するなら、やはり資産運用という選択肢が有力となるでしょうか。

ポイントは、「円安」基調を活かした運用です。

国内向けだけの企業よりも、海外への販路を持った企業の方が、売上をのばせる可能性があります。

人手不足などの懸念もよぎる、店舗販売店の経営者になるとしたら、国内ニーズを汲み取ったスタイルか、通販サイトを活用した販売など、その地域に合った戦略が求められそうです。

先ずは、300万円を貯蓄に回しておくことがいいのでしょうか。