中高年の迷い 迷ったら「正しい」を選択すれば良い!

 「正しい」を選ぶ理由

昨日開催されたライジン37に興味はあるだろうか。

「ライジン」は国内を代表する格闘技の大会ではあるが、テレビ放映がないので知らない人もいるだろう。

ここでは「格闘技とは何か?」の話ではなく、格闘技選手にはスポーツ選手という一面の他、懸命に練習してこそのファンが彼らを熱く支持していることに着目したい。

改めてイラストを描くようになって、乃木坂46や日向坂46など、アイドルとして活躍する彼女たちをYouTube で観て感じるのも同じで、やはり「正しい」を選んでいるからこそ支持されていると思う。

ライジン37では、所英男選手を好きで、出場選手の中でもベテラン選手ではあるが、真っ直ぐに格闘技と向き合う姿勢を至るところで感じることができる。

今回は残念ながら勝利することはできなかったが、個人的には最も感動させてくれた選手だった。

何より今回、「正しい」がどれだけ大切なのかを再認識させてくれたのも、所英男選手の試合後インタビューからだ。

試合終了直後、対戦を終えた選手同士で何か話す姿をよく見かける。

所英男選手もまた、対戦した神龍誠選手と何か言葉を交わしていた。

そして試合後インタビューの際に記者から「何を話していましたか?」と尋ねられて、「神龍選手に感謝を伝えた」と答える。

一方で神龍誠選手にも同じ質問をした時、「感謝」というお礼の言葉では留まらず、きっと神龍選手の今後にも大きく影響する出来事が起こっていた。

それが「煽り」という最近目にすることが増えた格闘技の試合前にある「演出」であった。

年上だろうが、ベテラン選手だろうが、逆に新人選手だとしても、相手に失礼な言葉を発することで「盛り上げる」手法が良しをされている。

「強ければ何をしてもいい」という従来の日本には馴染まなかった風潮だ。

「喧嘩自慢」という言葉が生まれたのも、そんな「最強神話」が影響しているからだと思うが、格闘技の試合は性質上、相手選手にダメージを与えてしまう。

だからこそ相互に信頼し、敬う気持ちがないと、観ている人には「暴力的」に映る。

格闘技をメジャースポーツとして発展させるためには、そんな一面をどれだけクリーンに変えられるかだと思う。

それは何より、我々の気質として「自分だけ」という個人主義が合っていないからだ。

なぜそんなことが起こるのかというと、個人主義に振り切った時に、それこそ格闘技を盛り上げることができないと気付かされるからだ。

もちろん、「強さ」だけを求めるファンもいるだろう。

しかし中高年になって人生の折り返しを通過して、格闘技選手がどれだけの苦労や努力を経てリングで戦っているのかを想像すると、求めているのは「強さ」だけではなく、「生きること」にどう向き合うのかの問いかけだと思う。

従来とは異なり、YouTube などで個人の選手の人柄をいろんな角度から観ることができる。

言葉にはしなくても、伝える人柄がより親近感となって新たなファンを拡大させるだろう。

今回のライジン37で、所英男選手を押してくれた「正しい」の大切さは、中高年のこみちの生き方にも影響を与えてくれた。

「ありがとう」と伝えたい。