「経験値」が求められる?
仕事を探しをすると、中高年の人は年齢で思うような成果が得られないこともあります。
同じ仕事をお願いするにも、長く働いてくれる可能性が高い若い年代の人を採用したいと思うのも分かるでしょう。
すなわち、中高年の人を採用する場合、即戦力や簡単ですぐにできるような仕事が増えるのも同様な理由からです。
ただ、仕事探しの目的は、収益を得ることはもちろんですが、社会との繋がりから得られる経験もあげられます。
こみちは介護福祉士の有資格者ですが、今は介護の仕事をしていません。
製造の仕事を若い方々としています。
手先の手早さやフットワーク、若い方々には敵わない部分もたくさんありますが、一緒の職場に居させてもらえることで、若い方々の興味や考えていることを知ることができて、それがまたこれからの展開にも活かせるはずです。
もしも、仕事が見つからず家にこもってしまうと、どうしても中高年の人は老けやすくなるでしょう。
というのも、高齢者の認知症状の原因に、「孤独な生活」があることから、いい意味での刺激が薄くなれると精神的なポテンシャルが低下しやすくなります。
それだけ中高年の人にとって働くことは大切で、できるなら家に完結するタイプよりも、外に出て勤められるタイプの仕事なら、行き帰りの途中に気づいた店や人、いろんな変化から刺激を受けることもできるからです。
経験者の特徴
どんな業界でも、仕事でも、一人前と呼ばれる水準に達していると、その分野では即戦力で働くことができるでしょう。
しかも経験者同士なら、様々な情報が瞬時に共有できるので、急ぎたい時にもテンポを崩すことがありません。
さらに経験者と言うと、何か明確なポジションをイメージしますが、作業によってはもっと限られたような技術だとしても有効です。
できれば中高年と呼ばれる40代になるまでに、又はそれ以降なら「経験値」を意識して仕事を探すことで経験者になれるでしょう。
思うに「経験者」とは、単にその分野の知識がある人ではなく、そこに至るまでの経験を通じて異業種でも理解が早いとも言えます。
つまり、誇れる経験が乏しいということは、「言われたらできる」とか、「自分で完結させられない」という印象を与えます。
そうなってしまうと、自分のペースで働くことができないので、どうしても先輩や上司との関わりが強く、しかも収益面でも思うように増えないでしょう。
その意味でも、どんな業界の経験でもいいので、柱となる経験を作ることがポイントです。